MediaTekは同社が展開している5G通信対応製品のMediaTek Dimensity 5Gシリーズのスペックを更新していることが明らかになりました。
スペックを更新した点は対応している内蔵ストレージの規格で当初はUFS 2.1に対応していると記載していましたが、Dimensity 1000シリーズ(1000L/1000/1000+)、Dimensity 1000C、Dimensity 820、Dimensity 800がUFS 2.2に対応していると更新しました。Dimensity 800UとDimensity 720、Dimensity 700は発表時にUFS 2.2に対応していると記載されているため更新はされていません。
UFS 2.2はJEDEC 半導体技術協会が定めた規格で、UFS 2.1にWriteBooster機能が追加されUFS 2.1より書き込み速度が上昇されます。書き込み速度向上によって一般的にはアプリケーションの起動が早くなったり、キャッシュの読み込みによるブラウザの挙動向上、エンコード時間の短縮などが挙げられ、基本的には利点が多く存在しています。
今回のスペック更新によって既に販売されているDimensity 5G搭載スマートフォンやタブレットの性能が優れるということはなく、これからDimensity 5G搭載製品にUFS 2.2規格を採用した内蔵ストレージを搭載したスマートフォンやタブレットが発表される可能性があることを表しています。