AnTuTuが中国市場における2021年6月に計測されたAndroid OS搭載製品のスコアランキングを公開しました。ランキング掲載条件は1000回以上の計測で、4月のランキングから最新のAnTuTu Benchmark v9のスコアが利用されています。
1位から10位まで全てSnapdragon 888 5G搭載製品で、1位はBlackShark 4 Proで849,822点、2位はTencent RedMagic 6 Proで833,276点、3位はOnePlus 9 Proで824,459点の結果になりました。
1位のBlackShark 4 ProはUFS 3.1とSSDのRAID構成を採用しているためMEM性能が優位に立ち、CPU性能やGPU性能においても高い散熱システムによって安定しているため初登場の3月から1位を守り続けています。
ミドルレンジ市場はSnapdragon 780G 5G搭載のXiaomi Mi 11 青春版が531,531点、2位はSnapdragon 778G 5G搭載のHONOR 50 Proで513,422点、3位は同じくSnapdragon 778G 5G搭載のHONOR 50で505,028点となりました。
MediaTekの新ミドルレンジSoCのDimensity 900を搭載したOPPO Reno6 5Gは4位の481,288点となり、2020年のミドルレンジ市場を席巻したDimensity 820のような強烈なインパクトは残せていません。
ReaMEIZUでは様々なSoCを比較した記事を執筆していますが、Dimensity 900に関するものは今の所投稿していません。その理由としてOPPOやHONORが早期に搭載したことでKernel Sourceが全く公開されず、GPUの周波数の特定が困難なためです。