【2021年4月】中国市場のAndroid製品におけるAnTuTu Benchmarkスコアランキングが公開

【2021年4月】中国市場のAndroid製品におけるAnTuTu Benchmarkスコアランキングが公開

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AnTuTuは中国市場における2021年4月に計測されたAndroid OS搭載製品のスコアランキングを公開しました。ランキング掲載条件は1000回以上の計測で、4月のランキングから最新のAnTuTu Benchmark v9のスコアが利用されています。

 

1位から10位まで全てSnapdragon 888 5Gを搭載し、1位はBlack Shark 4 Proで860,467点、2位はOPPO Find X3 Proで831,801点、3位はTencent nubia RedMagic 6 Proで828,649点となりました。

 

1位のBlack Shark 4 Proが抜き出ていますが、内蔵ストレージにUFS 3.1とSSDのRAID構成を採用したことでMEM性能が飛躍的に向上したのが要因です。

 

2位のOPPO Find X3 Proは最近リリースされたColorOS 11.2によってパフォーマンスが向上。3位のTencent nubia RedMagic 6 ProはGPU性能が他と比べて少し高く、空冷ファンによって高パフォーマンスを維持しやすくなっていることが要因と考えられています。

 

4位はOnePlus 9 Pro、5位はLenovo Legion Phone 2 Pro、6位はvivo X60 Pro+、7位はvivo iQOO 7、8位はOnePlus 9、9位はXiaomi Mi 11 Ultra、10位はXiaomi Mi 11となりました。ちなみにMeizu 18(8GB+128GB)は798,370点で12位、Meizu 18 Pro(12GB+256GB)は797,235点で14位となっています。

 

ミドルレンジ市場はDimensity 820搭載Redmi 10X 5Gで455,838点、2位はSnapdragon 768G 5G搭載vivo iQOO Z3で447,608点、3位はKirin 985搭載HUAWEI nova 8 Proで442,944点となりました。

 

Snapdragon 780G 5Gを搭載したXiaomi Mi 11 青春版(Youth)が3月29日に発表されているので通常であればランクインするはずですが、どういうわけか総合71位なのにランキング外になっています。

 

AnTuTuがどのようにしてフラッグシップとミドルレンジを分けているのかわからないので強く言えませんが、何故か除外され続けているExynos 1080と今回除外されたSnapdragon 780G 5GはれっきとしたミドルレンジSoCなので、本当であれば670,282点のvivo X60 Pro(12GB+256GB)が1位、665,341点のvivo X60(8GB+256GB)が2位、539,234点のXiaomi Mi 11 青春版が3位になるはずです。

 

Playストアから姿を消したので安心と信頼のベンチマークと呼ばれなくなっていますが、今回のようにExynos 1080やSnapdragon 780G 5Gの位置を理解せず除外するのはよくないです。正確なランキングとして認められるためには「どのようにしてフラッグシップとミドルレンジを分けているのか」を説明する必要があるでしょう。

 

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