【2020年6月】AnTuTuベンチマークにおける中国市場のAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開

【2020年6月】AnTuTuベンチマークにおける中国市場のAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開

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AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuによって2020年6月におけるAndroid OS搭載デバイスのスコアランキングが公開されました。対象はAndroid OSを搭載したデバイス、バージョンはAnTuTu Benchmark v8、ランキング掲載条件は1000件以上の計測、公開されているスコアは最高スコアではなく平均スコアです。

 

ハイエンドスマートフォンにおけるランキングは全てQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載しており、1位はOPPO Find X2 Pro(12GB+256GB)で608,049点、2位はXiaomi Mi 10 Pro(12GB+512GB)で603,266点、3位はOPPO Find X2(8GB+256GB)で599,306点という結果になりました。

1位のOPPO Find X2 ProはLPDDR5 RAM+UFS 3.0内蔵ストレージ、120Hzの高リフレッシュレートディスプレイに加えて、Android OSをベースとしたColorOSの最適化によって高いスコアを算出しています。2位のXiaomi Mi 10 ProはAndroid OSをベースとしたMIUI 12の大規模な更新によって様々な最適化が行われた結果、高いスコアお算出したとAnTuTuは見ています。3位のOPPO Find X2は1位のOPPO Find X2 Proや2位のXiaomi Mi 10 Proとは異なってLPDDR4X RAMを搭載していますが60万点近いスコアが算出されており、これはColorOSの最適化が大きいとAnTuTuは見ているようです。この“最適化”はよく話題になるベンチマークチーティングではなく、搭載しているSoC(今回の場合はSnapdragon 865 5G)の最大限のパフォーマンスを発揮するように調整を加えているものと考えています。

 

4位はOPPO Ace2(12GB+256GB)、5位はvivo iQOO Neo3(8GB+256GB)、6位はRedmi K30 Pro(8GB+256GB)、7位がrealme X50 Pro Play(12GB+128GB)、8位がvivo iQOO 3(12GB+256GB)、9位がMeizu 17 Pro(12GB+256GB)、10位がOnePlus 8 Pro(12GB+256GB)となっています。

 

ミドルレンジスマートフォンにおけるランキングは、1位はMediaTek Dimensity 820を搭載したRedmi 10X Pro 5G(8GB+256GB)で402,092点、2位はDimensity 1000Lを搭載したOPPO Reno3 5G(8GB+128GB)で400,289点、3位はDimensity 820を搭載したRedmi 10X 5G(8GB+128GB)で398,440点という結果になりました。

OPPO Reno3 5Gは初登場の2020年1月のランキングから長い間1位を守り続けていましたが、6月のランキングでRedmi 10X Pro 5Gが登場したことによって1位が変わりました。Redmi 10X Pro 5Gが搭載しているDimensity 820はMediaTekとRedmiが協業で開発したSoCとして有名で、主なスペックとして7nm FinFET製造プロセスを採用し、CPUは4xA76(2.6GHz)+4xA76(2.5GHz)、GPUはMali-G57 MC5 @900MHzとなっています。

 

4位のHonor 30(8GB+256GB)、5位のHuawei nova 7 Pro(8GB+128GB)、6位のHuawei nova 7(8GB+128GB)は共にHuawei Kirin 985を搭載し、7位のHonor X10(6GB+128GB)、8位のHonor 30S(8GB+256GB)、9位のHuawei nova 7 SE(8GB+128GB)はKirin 820を、10位のOPPO Reno4 Pro 5G(12GB+256GB)はSnapdragon 765G 5Gを搭載しています。

 

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