【2020年H1】AnTuTuがAndroid OS搭載機向けSoCのパフォーマンスランキングを公開

【2020年H1】AnTuTuがAndroid OS搭載機向けSoCのパフォーマンスランキングを公開

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AnTuTu BenchmarkやAITuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuが2020年上半期におけるAndroid OS搭載機向けSoCのパフォーマンスランキングを公開しました。

 

SoCのパフォーマンスを計測していますのでRAMや内蔵ストレージの容量や規格によって変動するMEM性能、90Hzや144Hzのリフレッシュレートによって変動するUX性能を省いたCPU性能とGPU性能を合算したスコアでランキングが構成されています。

1位はQualcomm Snapdragon 865 5GでCPU性能が182,123点でGPU性能が218,985点なので総合性能が401,108点となり、唯一の40万点超えを達成したSoCとなっています。2020年上半期における覇権はSnapdragon 865 5Gで間違いないでしょう。

2位はMediaTek Dimensity 1000+でCPU性能が150,341点でGPU性能が191,373点なので総合性能が341,714点となっています。Dimensity 1000+はDimensityシリーズの新設を発表した際に発表されたDimensity 1000の技術増強版(≠オーバークロック版)となっており、Dimensity 1000は今の所搭載機はありませんがDimensity 1000+のCPUとGPUのパフォーマンスは同じになりますので、もしDimensity 1000搭載機が現れた場合は並んでランキングに載ると考えています。

3位はSnapdragon 855 PlusでCPU性能が139,193点でGPU性能が188,603点なので総合性能は327,796点となっています。Snapdragon 855 PlusはSnapdragon 855のCPUとGPUの周波数を上昇させたモデルて一般的にオーバクロックモデルと呼称されています。Snapdragon 855 Plusは2019年7月に発表された製品ですが、Android OS市場ではトップレベルの性能を誇っていることになります。

 

4位はHuawei Kirin 990 5Gで307,979点、5位はSnapdragon 855で307,662点、6位はKirin 990で300,761点、7位はDimensity 1000Lで292,480点、8位はKirin 980で257,720点、9位はKirin 985で252,788点、10位はDimensity 820で249,151点となっています。7位のDimensity 1000L、9位のKirin 985、10位のDimensity 820は2020年のミドルレンジ市場に投入された機種が搭載している製品で、2018年のハイエンドSoCを抜き去ってランクインしています。更にこの3つのSoCは2018年のハイエンドSoCと比較して5G通信に対応しているという圧倒的優位点も持っており、CPU性能とGPU性能だけではなくスマートフォンを構成する性能までも上回っている現状にあります。

 

2020年下半期はいったいどうなるでしょうか。

 

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