未発表SoCのQualcomm “bengal”を搭載したvivo TD2002がGeekbenchに登場、Snapdragon 662の可能性

未発表SoCのQualcomm “bengal”を搭載したvivo TD2002がGeekbenchに登場、Snapdragon 662の可能性

注:当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

Qualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したアメリカ市場向けのSamsung Galaxy S20シリーズのKernel Sourceから明らかになったQualcommが開発中と思われる“bengal”を搭載したvivo TD2002がGeekbenchに登場しました。

 

vivo TD2002はAndroid 10、RAM 3GBという構成で、シングルコア性能は314点でマルチコア性能が1,323点となっています。Qualcomm製品における5G通信対応SoCのSnapdragon 765G 5Gはシングルコア性能が約610点、マルチコア性能が約1,800点程度なので、このスコアは低い部類に入ります。

 

この“bengal”を搭載したvivo TD2002を開発コードを使って詳しい情報をみてみると、CPUは4+4(2.02GHz+1.80GHz)のオクタコア構成、GPUはAdreno 610を搭載していることがわかりました。更に、CPUの構成はIdentifier欄にpart 2048の記載からARM Cortex-A73+A53を採用しており、すでに発表しているSnapdragon 665と同じスペックを持っています。ただ、Snapdragon 665のコードネームはtrinket(小物・つまらないもの)のため“bengal”は別のSoCということになり、Snapdragon 665と近いスペックになっているSnapdragon 662が該当すると考えています。今のところ判明しているSnapdragon 665とSnapdragon 662の違いはAI性能、カメラの性能、通信の性能の3点です。

 

Snapdragon 662はインド市場向けSoCとして発表されているため、今回姿を表したvivo TD2002はインド市場でリリースされる製品だと考えています。

 

 

Source