中国のUnisoc(紫光展鋭)がUnisoc Tiger T610とUnisoc Tiger T618をGoogleが開発提供しているAndroid OSの最新版となるAndroid 10に最適化したことを報告しました。
Unisocが最適化完了を発表したTiger T610とTiger T618の前者、Tiger T610は未発表製品なのか既に発表しているUnisoc Tiger T710なのか不明です。公式が間違えるはずがないという信用の元、今回の発表が正しいのであればUnisocはTiger T610を開発していることが明らかになります。Tiger T710であれば、ただの誤字となります。
今現在Unisoc Tigerシリーズで市場に販売されているのはUnisoc Tiger T310を搭載したHisense F30S(海信F30S)のみです。UnisocはSpreadtrumとRDAの合併により生まれた企業なので“SC”から始まるプロセッサーは多くの企業が採用し数多の市場で販売されていますが、Unisoc Tigerシリーズは2019年4月から新設されていますのでまだまだ知名度不足と言えるでしょう。
今回そのUnisocのUnisoc Tigerシリーズが最新のAndroid OSのAndroid 10の最適化を完了したという報告を行ったので、成長目覚ましい企業やSDKをそのまま利用する企業(UMIDIGIやOUKITEL等)は最新のAndroid OS搭載機種として販売し、Unisocは採用してもらうことによって知名度が上がるので両社にとってwin-winの関係になります。
Unisocは既に過去に発表したプロセッサーのSC9863A、SC9832E、SC7731EのAndroid 10対応を表明しており、本格的にスマートフォン市場への挑戦を始めています。