SAMSUNG Exynos 9 Series(9810)のAnTuTuベンチマーク結果が公開。総合スコアが約25万点と思うようなスコアは出ず

SAMSUNGがフラッグシップモデル向けプロセッサーとして2018年1月に発表した「SAMSUNG Exynos 9 Series(9810)」を搭載した、SAMSUNG Galaxy S9及びSAMSUNG Galaxy S9+がMWC 2018で発表され、展示されていた実機を使ってAnTuTuベンチマークを計測した結果が公開されました。

計測項目が増えたことによってスコアの計上方法が変更されたAnTuTuベンチマーク Ver.7での計測結果となっていますので、Apple製プロセッサーのApple A11 Bionicとの直接的な比較はできません。

 

RAM 4GBモデルのSAMSUNG Galaxy S9(SM-G960F)で計測され、総合スコアは245,082点で、細かなスコアはCPU性能が90,153点、GPU性能が91,367点、UX性能が54,825点、MEM性能が8,737点となっています。

RAM 6GBのSAMSUNG Galaxy Note8に搭載された従来機となるSAMSUNG Exynos 9 Series(8895)の総合スコアは215,556点、CPU性能は76,015点、GPU性能は83,025点、UX性能が44,458点、MEM性能が12,058点ですので総合的に1.13倍の成長ということになります。

AnTuTuベンチマークを提供しているAnTuTuによって公開されたQualcomm Snapdragon 845とMWC 2018で実機によって計測されたSAMSUNG Exynos 9 Series(9810)を比較してみます

SAMSUNGによって自社開発されたマイクロプロセッサExynos-M3のクロック数は発表時には2.9GHzでしたがSAMSUNG Galsxy S9に搭載されたものは2.7GHzでクロック数が抑えられており、結果としてCPU性能では大きな差が生まれておりません。

GPU性能ではSnapdragon 845が10万点の大台を突破する一方でExynos 9 Series(9810)は9万点で大台を突破することは出来ず16,217点もの差が生まれており、この差はゲームをする際に大きな違いが出る可能性があります。

UX性能とMEM性能でもSnapdragon 845が上回り、総合スコアでは2万点近い差が生まれています。

 

Geekbenchではマイクロプロセッサのクロック数が高いのでExynos 9 Series(9810)がSnapdragon 845より上回っています。

動画のエンコードや単純処理ではExynos 9 Series(9810)のほうが向いている、ということになりますね。

他OSとなりますがApple A11 Bionicにはどちらも全く勝負になっていない状態で、Android市場は苦しい展開を強いられています。

 

SAMSUNG Exynos 9 Series(9810)のスペックは、製造プロセスがSAMSUNG 10nm FinFET、CPUは自社開発のExynos M3(2.9GHz)x4 + Cortex-A55(1.9GHz)x4のオクタコア構成、GPUはARM Mali-G72(クロック数不明) MP18、ISPはリアフロントともに最大2400万画素でデュアルカメラは1600万画素+1600万画素、RAM規格はLPDDR4xで1794MHz、ストレージはUFS 2.1とSD 3.0、モデムはShannon Integrated LTEでカテゴリーはCat.18 6CA 1.2Gbps /Cat.18 2CA 200Mbpsとなっています。
世界初となる6CC CAに対応したプロセッサーとなり、Qualcomm製プラットフォームのSnapdragon 845は5CC CAで、Huaweiに独占提供しているHiSilicon製プロセッサーのKirin 970も5CC CAとなっています。
CDMA2000に対応していることも明らかにされており、理論上はQualcomm製プラットフォームを搭載しないでグローバルに販売することが出来ます。

 

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