試作機のSnapdragon 855がGeekbenchに登場、今になって何故

試作機のSnapdragon 855がGeekbenchに登場、今になって何故

多くのAndroid OS搭載フラッグシップスマートフォンに搭載されているQualcomm Snapdragon 855の試作機がGeekbenchに登場しました。

 

試作機のSnapdragon 855は名称がQUALCOMM msmnile for arm64、Android 9 Pie、RAM 6GBとなっています。GeekbenchによるとCPUクロック数が1.27GHzと記されておりとてつもなく低く感じますが、これは最高クロックではなく最低クロックが記載されています。

気になる性能はシングルコア性能が2,476点、マルチコア性能が8,722点で、通常版のSnapdragon 855はシングルコア性能が約3,300点でマルチコア性能が約11,000点なので大きく差が開いています。

 

Snapdragon 855には試作機が存在していたことがXiaomi Mi 9のカーネルソースから判明しており、試作機の最低クロック数は1.267GHzで今回計測されたSnapdragon 855のGeekbenchに記載されていたCPUクロック数と合致します。ちなみに試作機は1xA76+3xA76+4xA55のオクタコア構成でクロック数が2.054GHz+2.016GHz+1.267GHzです。ちなみに製品版は2.841GHz+2.419GHz+1.785GHzです。

もし仮に製品版のSnapdragon 855を意図的にクロック数を下げたのではないかと考えた場合ですが、これはカーネルソースに記載されている数値に1.267GHzに合致するものがないので意図的にクロック数を下げたというのは考えにくいです。

 

シングルコア性能は43%、マルチコア性能は28%の性能向上が行われていますが、クロック数が異なるので当然です。従来機となるSnapdragon 845はシングルコア性能が2,400点程度、マルチコア性能は9,000点程度なので試作機の性能はSnapdragon 845とほぼ同じです。

大きな疑問として何故今になって試作機がGeekbenchで計測されたのか、というのは全く解消されず謎は深まるばかりです。何か悪い方法で世に出回ったなど、悪い方向での想像をしてしまいます。

 

 

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