Qualcomm Snapdragon 855の試作機と製品版の違い

Qualcomm Snapdragon 855の試作機にまつわる多くの情報がXiaomiの公開したXiaomi Mi 9のカーネルソース内に記述されていましたのでご紹介いたします。XiaomiはSnapdragon 855を正式に初採用したと豪語していましたが、Lenovo Z5 Pro GTに搭載された物と同じであるため、何のために煽ったのか依然として意味がわからずじまいです。

カーネルソースにはv1とv2に分けられており、v1が試作機でv2が製品版となっています。

 

名称 v1 v2
CPUクロック 1x2054MHz+

3x2016MHz+

4x1267MHz

1x2841MHz+

3x2419MHz+

4x1785MHz

L3 1344MHz 1612MHz
GPUクロック 553MHz

(OC:600MHz)

585MHz

基本的に試作機のほうがクロック数が低く設定されています。そして、プライムコア+パフォーマンスコア+省電力コアの形はしっかりと保たれており、最初から1+3+4のコア構成で開発していたことがわかります。

試作機のGPUクロック数はオーバークロック値を用意していることがわかりますが、製品版では585MHzが最大クロック数となっており、オーバークロックは出来ません。Snapdragon 855に搭載されているAdreno 640は600MHzで動作させると発熱などの影響があったのかもしれません。

 

試作機のプロジェクトがそのまま残っているのは非常に面白いです。SoCについて詳しい方はより深く見ることをおすすめします。

 

 

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