中国企業のOPPOが12月26日に発表する製品のひとつ、OPPO Reno3 5Gに未発表製品のMediaTek Dimensity 1000Lを採用することが公式サイトによって明らかになりました。
12月現在のMediaTek製5G対応SoCは11月に発表されたMediaTek Dimensity 1000(MT6889)のみなので、OPPOが明らかにしたDimensity 1000Lは未発表製品です。
Dimensity 1000Lの型番はMT6885で、Dimensity 1000(MT6889)の低クロックモデルとなります。CPUは4xARM Cortex-A77+4xARM Cortex-A55で変更はありませんが周波数は2.6GHz+2.0GHzから2.2GHz+2.0GHzに変更され、GPUはARM Mali-G77 MC9(836MHz)からARM Mali-G77 MC7へ変更されます。
Dimensity 1000Lを搭載したOPPO Reno3 5G(PDCM00)のAnTuTu Benchmarkスコアがすでにリークしており、総合性能は約38万点(正しく計測すれば約43万点との噂)を誇り、約31万点のQualcomm Snapdragon 765G 5Gよりも性能が高くなっています。
OPPOはOPPO Reno3 Pro 5GにSnapdragon 765G 5Gを、OPPO Reno3 5GにDimensity 1000Lを搭載予定ですが、今までの情報が間違いない場合は“Pro”を冠するモデルのほうが性能が低いということになります。
一応Snapdragon 765G 5Gは5G NR Sub-6GHz+mmWaveに対応、Dimensity 1000Lは5G NR Sub-6GHzに対応ということで、通信面においてはOPPO Reno3 Pro 5Gの方が優れています。