アメリカ市場向けGalaxy S22 5GがGeekbenchに登場、Snapdragon 898 5Gは2種類存在か

アメリカ市場向けGalaxy S22 5GがGeekbenchに登場、Snapdragon 898 5Gは2種類存在か

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Tensor搭載Google Pixel 6 Pro、Exynos 2200搭載Galaxy S22+ 5Gなどが矢継ぎ早に注目製品が出現し賑わいを見せているGeekbenchですが、今度はSnapdragon 898 5G搭載のGalaxy S22 5Gが登場しました。

 

名称はsamsung SM-S901U、OSはAndroid 12、RAM容量は8GBで、型番はリーク通りGからSへ変更され、末尾にUの記載があるのでアメリカ市場向けです。気になる性能はシングルコア性能が475点、マルチコア性能が1,393点でとても旗艦製品とは呼べないです。

 

開発者コードを利用すると、CPUは3.00GHz+2.50GHz+1.79GHzで1+3+4のオクタコア構成、GPUはAdreno 730を搭載していると判明。CPUの識別子が3400なのでCortex-X2をプライムコアとして採用しているでしょう。

 

今回のGalaxy S22 5GはSnapdragon 898 5Gを搭載すると考えていますが事前情報と異なる部分があり、それはマザーボード欄にtaroが記載されている点です。Snapdragon 898 5GのコードネームはWaipioなのですがタロイモを表すtaroが記載されており、異なるSoCの可能性を高めています。

 

ただ、タロイモはハワイの伝統的な食材(現地ではkaloと呼称)なのでハワイ関連の名称になり、Qualcommの慣例としてSnapdragon 8シリーズはSnapdragon 865 5GのKonaやSnapdragon 888 5GのLahainaなどハワイ関連の名称が付与されているので、taroはSnapdragon 8シリーズに属すると考えています。

 

また、ガバナーはwaltが記載されており、Qualcommは基本的にschedutilを使用してきたので独自ガバナーを採用します。ちなみにwaltは男性名のウォルトやウォールトを表すので、特別な意味があるわけではないようです。

 

信憑性は今の所低いですが、Qualcommは歩留まりを高めるためにSnapdragon 898 5Gより少し劣ったSnapdragon 895 5Gを開発しているとの情報があります。そのため、taroはSnapdragon 898 5G、waipioはSnapdragon 895 5Gの可能性があり、今後の情報から目が離せません。

 

 

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