AnTuTuがQualcomm Snapdragon 675のベンチマークスコアを公開

AnTuTuベンチマークを開発提供しているAnTuTuがQualcommが2018年10月に発表したミドルレンジモデル向けプラットフォーム「Qualcomm Snapdragon 675 Mobile Platform」のベンチマークスコアを公開しました。

 

スコアを掲載する前に主なスペックをまとめてみました。従来機のSnapdragon 670Snapdragon 710との大きな違いとしてマイクロアーキテクチャがKryo 460に進化し、ベースとなっているコアにARM Cortex-A76が採用されています。このA76はHiSilicon Kirin 980にも採用されており、現在のスマートフォン向けマイクロプロセッサとして最新のものとなっています。

この他GPUがAdreno 612ということで数値が低く、その分性能も低くなるのでGPU性能はおそらくSnapdragon 670とSnapdragon 710が上回るでしょう。

 

今回公開されたSnapdragon 675のベンチマークスコアをSnapdragon 670(vivo X23)、Snapdragon 710(Xiaomi Mi 8 SE)、Snapdragon 660(Redmi Note 7)と比較してみます。

総合性能ではSnapdragon 675がSnapdragon 710を上回る結果となりましたが、細かな性能を見ていくと注意すべき点があることに気が付きます。CPU性能はA76を採用したことで大幅な性能向上が出来ていますが、スペック表でも危惧した通りGPU性能はSnapdragon 710とSnapdragon 670に全く及んでいない性能になっています。フラッグシップモデルと全く同じ動きが出来る訳ではないですが、性能としては十分なスコアなので大きな心配は必要ないです。ただ、Snapdragon 670とSnapdragon 710のGPU性能には及んでいないことを理解していないと不便を感じた時に驚く可能性があります。

 

AnTuTuはSnapdragon 675の搭載機をHiSense U30であると明かし、このスマートフォンはアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにて開催されているConsumer Electronics Show(CES 2019)に展示されており、HiSenseは搭載しているSoCがSM6150であると公開しているので今回のベンチマーク結果とCES 2019の展示を照らし合わせると「SM6150 = Snapdragon 675」ということになります。

 

このHiSense U30はGeekbenchにてベンチマークスコアが掲載されているので同SoCと比較を行いたいと思います。

シングルコア性能はA76を採用した事で大台となる2,000点を突破しましたが、マルチコア性能はbigコアが2.0GHzでLITTLEコアが1.7GHzであることが要因となってそこまで良い数値にはなっていません。

 

CES 2019に展示されているSnapdragon 675を搭載したHiSense U30は中国市場では3月に発表予定だと伝えられています。初採用はSnapdragon 675の発表会で登壇したXiaomiで確定していますが、今の所プロトタイプスマートフォンの情報は出ていません。HiSense U30が発表されるまでに発表会や販売を行うと考えているので、1月や2月に発表会を行うでしょう。

 

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