Qualcomm Snapdragon 710 Mobile Platformを正式発表。10nm FinFET LPP、2+6のオクタコア構成

Qualcommがミドルハイモデル向けプラットフォーム「Qualcomm Snapdragon 710 Mobile Platform」を正式発表しました。Snapdragon 710は2017年に発表されたSnapdragon 660の後継機として噂されていたSnapdragon 670の名称が変更されたものです。

Qualcommは今のスマートフォン市場は完全なスペックを誇るSnapdragon 845を選択するか、Snapdragon 600シリーズのようなミドルレンジモデルを充分に活用するしか無いのでその間となるQualcomm Snapdragon 700シリーズを開発したようです。

 

Snapdragon 710のスペックは、製造プロセスは10nm FinFET LPP、CPUはオクタコアのQualcomm Kryo 360、GPUはQualcomm Adreno 616、ISPはQualcomm Spectra 250 ISP、DSPはQualcomm Hexagon 685 DSPとQualcomm All-Ways Aware、AudioはQualcomm Aqstic AudioとQualcomm aptX Audio、Security SupportはQualcomm Secure Processing Unit(SPU)、Qualcomm Snapdragon X15 LTE Modemを搭載しています。Bluetooth 5.0、Qualcomm Quick Charge 4+に対応。

QualcommはSnapdragonに様々なものが搭載されていることからプロセッサーからプラットフォームへの名称変更を行っています。

 

CPUのQualcomm Kryo 360はARM Cortex-A75(2.2GHz)x2 + Cortex-A55(1.7GHz)x6のオクタコア構成です。GPUはSnapdragon 845と同じAdreno 6xxシリーズを採用しています。ISPはシングルカメラでは最大3200万画素でデュアルカメラは最大1600万画素です。4K(UHD)ビデオは30fpsでの撮影が可能です。

通信モデムは高性能なQualcomm Snapdragon X15 LTE Modemを搭載し、LTEカテゴリーはCat.16(800Mbps)/Cat.7(300Mbps)、通信方式はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応しています。

ディスプレイ解像度は18:9以上のWQHD+に対応し、フラッグシップモデルと遜色のないスマートフォンを製造することが出来ます。

急速充電規格のQualcomm Quick Charge 4及びQualcomm Quick Charge 4+に対応し、15分で50%の充電が可能になっています。

 

Qualcommによると全体を通してSnapdragon 660よりも20%の性能向上が出来ているようです。今の所Snapdragon 660のAnTuTuベンチマークスコアが14万点程度なので、単運計算すると168,000点程度になります。そこからベンダーのチューニングなどがありますので、17万点から18万点が期待できると思います。

 

今の所GeekbenchではQualcomm Snapdragon 710を搭載した“Bittium”が観測されており、リファレンス機を除く実機での計測はこのスマートフォンが1番乗りとなっています。

Snapdragon 660のGeekbenchでのスコアはシングルコア性能が1,596点、マルチコア性能5,830点で、Snapdragon 710のシングルコア性能は1,838点、マルチコア性能が5,802点となっています。A75を採用したことでシングルコア性能が大幅にアップしています。

 

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