vivoがSnapdragon 865 Plus 5Gよりも高周波数なCPUを有するSoCを搭載した製品を開発中であることがGeekbenchによって明らかになりました。
vivo V2045の名称で計測されており、この製品の計測結果を開発者コードを使用して詳しく見てみると、CPUは1x3.19GHz+3x2.42GHz+4x1.80GHzのオクタコア構成、GPUはAdreno 650を搭載しています。Adreno 650をGPUに採用した製品としてSnapdragon 865 5GとSnapdragon 865 Plus 5Gがありますが、今回明らかになったSoCとはCPUの周波数が異なっており、Snapdragon 865 5Gは1x2.84GHz+3x2.42GHz+4x1.80GHz、Snapdragon 865 Plus 5Gは1x3.09GHz+3x2.42GHz+4x1.80GHzとなっていますので、プライムコアの周波数が異なっていることがわかります。
また、計測結果も大きく異なっており、vivo V2045はシングルコア性能は1,034点でマルチコア性能は3,513点、Snapdragon 865 5Gは907点と3,341点、Snapdragon 865 Plus 5Gは1,010点と3,425点となっているため、シングルコア性能とマルチコア性能が上昇していることが見受けられます。
この最大周波数3.19GHzを有するSoCはSnapdragon 865 5Gの周波数上昇モデルとなるSnapdragon 865 Plus 5Gから更に周波数上昇したモデルとなっており、Qualcommは“Plus”モデルの上位版を発表した過去がないため名称の予測が出来ません。ただ、Snapdragon 865 Plus 5Gの上位モデルとして以前よりSnapdragon 870 5Gの名称は流れていますので、おそらくはこの名称で発表されるかもしれません。