未発表プロセッサーのHuawei Kirin 985がAI性能を計測できるAI-Benchmarkのランキングに掲載されました。Huawei KirinプロセッサーはHuawei完全子会社のHiSiliconが開発を行っています。
Ai-BenchmarkによるとKirin 985のスペックは、CPUは1xARM Cortex-A76(2.58GHz)+3xA76(2.40GHz)+A55(1.84GHz)、NPUはDa Vinciアーキテクチャーを採用した高性能なAIチップを2コア採用していることが判明しています。CPUは先日Honor 30Sの発表会で発表されたHuawei Kirin 820のスペックアップモデルとなっており、Kirin 820は1xA76(2.36GHz)+3xA76(2.22GHz)+4xA55(1.84GHz)の構成です。
AI性能は総計50,926点で、SoC別では70,185点のKirin 990 5G、56,158点のMediaTek Dimensity 1000に続いて3位に位置しています。そして、ハイエンドモデル向けのKirin 990や、Snapdragon 865 5Gよりも高い性能を有しています。
Kirin 985は5G通信に対応したHuawei nova 7シリーズに初搭載される見込みで、Huawei nova 7 SEはKirin 810、Huawei nova 7がKirin 985、Huawei nova 7 ProがKirin 990 5Gを搭載する可能性が高いようです。Kirin 985が発表されれば、HuaweiとHonorは3種類の5Gモデム統合プロセッサーを使用することになりますが、2000元-2999元がKirin 820、3000元-3999元がKirin 985、4000元以上がKirin 990 5Gと価格帯で搭載するプロセッサーが変更されるわかりやすい展開を行うことが予想されています。