Snapdragon 888 5Gを初搭載したXiaomi Mi 11を発表したXiaomiが公開したKernel Sourceによって様々な情報が明らかになっていますが、今回は未発表製品となる“Yupik”に関する情報が少しだけ明らかになりました。
Xiaomiが公開したKernel Sourceから考えられる情報として“Yupik”のファイルの少なさから開発の初期段階だと思われます。そんな“Yupik”ですがCPUは1+3+4のオクタコア構成で周波数は不明、GPUは何を採用しているか不明となっています。CPUは独自アーキテクチャKryoを用いており、Gold+Gold+Silverを採用しています。また、USBの規格としてはUSB 3.1に対応しているでしょう。
電源管理(PMIC)としてPM74xxを採用していることが記載され、PM74xxについてはわかりやすい例だとSnapdragon 765G 5Gを搭載したOnePlus Nordの電源管理としてPM7250が採用されており、Snapdragon 765G 5Gのポート番号はSM7250なのでSoCのポート番号と電源管理の型番の数値は一致する傾向にあるため、PM74xxを採用する“Yupik”はSnapdragon 7シリーズに属すると考えています。
ただ、QualcommはSM7250のポート番号を持つSnapdragon 765 5G/765G 5Gを2019年12月に発表していますが、SM7350のポート番号を持つ製品をまだ発表していないため、電源管理としてPM74xxを採用する“Yupik”の発表はかなり後になると考えています。ちなみに過去の例ですとSM7150をポート番号に持つSnapdragon 730/730Gは2019年4月に発表され、その8ヶ月後となる12月にSnapdragon 765 5G/765G 5Gが発表されていますので、SM7350が2021年Q1(1月-3月)に発表されれば“Yupik”は年内に発表される可能性があります。