Snapdragon 778G 5GのAnTuTuスコアが判明。VS. Snapdragon 780G 5G、768G 5G、765G 5G

Snapdragon 778G 5GのAnTuTuスコアが判明。VS. Snapdragon 780G 5G、768G 5G、765G 5G

2021年6月18日

Snapdragon 778G 5Gを初搭載したHONOR 50とHONOR 50 Proが発表されたため、AnTuTu Benchmark v9スコアが明らかになりました。今回判明したスコアをSnapdragon 780G 5G、Snapdragon 768G 5G、Snapdragon 765G 5Gと比較します。

 

HONOR 50および50 Proが採用しているMagic UI 4.2にはSoCの性能を最大限利用できるパフォーマンスモード(競合他社製品の通常)とノーマルモードがありますが、今回は前者のパフォーマンスモードのスコアを採用しています。

 

Snapdragon 778G 5Gのスペックは、TSMC製6nm EUV、CPUはKryo 670(1xA78 2.4GHz+3xA78 2.4GHz+4xA55 1.8GHz)のオクタコア構成、GPUはAdreno 642L @550MHz、RAM規格はLPDDR5(3200MHz)、5GはSub-6GHz帯とmmWave(ミリ波)に対応しています。

 

GPUはSnapdragon 778G 5GとSnapdragon 780G 5Gは“Adreno 642”を採用していますが、前者は“L”が付与されたAdreno 642Lを搭載しています。“L”は低いを表す“Low”からきているので、通常のAdreno 642より少し劣ったGPUとなります。

 

命名から考えるとSnapdragon 780G 5Gの廉価製品の位置づけですが、LPDDR5対応やFR2定義のmmWave対応など優れている点がいくつか存在しています。

 

特にmmWave対応についてはアメリカ合衆国のVerizonがSnapdragon 765G 5Gを搭載したmmWave対応製品を発表していますが、Snapdragon 780G 5Gでは後継製品を生み出せない状況でしたのでSnapdragon 778G 5Gの存在は大きいでしょう。

 

Snapdragon 778G 5GのAnTuTu Benchmark v9スコアはCPU性能が156,368点、GPU性能が155,734点、MEM性能が84,467点、UX性能が125,125点で総合性能は521,694点となりました。

 

QualcommはSnapdragon 768G 5Gの後継製品として発表しているので比較すると、CPU性能は約24%、GPU性能は約35%も向上しています。要因としてCPU構成を1xA76+1xA76+6xA55から1xA78+3xA78+4xA55へ変更、GPUは世代の向上が考えられます。特にGPUはSnapdragon 888 5GのAdreno 660をベースとしているので、最先端の技術が採用されています。

 

Snapdragon 780G 5Gと比較するとCPU性能とGPU性能ともにSnapdragon 780G 5Gが優れ、GPUはAdreno 642 @490MHzとAdreno 642L @550MHzで後者の方が周波数が高いですが“L”が付与されている通りに純粋なAdreno 642が優れました。命名通りにSnapdragon 780G 5Gの廉価性能になっているのでわかりやすい製品展開です。

 

 

Snapdragon 778G 5G初搭載製品のHONOR 50とHONOR 50 Proの主なスペックは、Android 11ベースのMagic UI 4.2、120Hz 6.57インチ FHD+(2340x1080) OLED(Pro: 120Hz 6.72インチ FHD+(2676x1236) OLED)、リアカメラは1億800万画素+800万画素+200万画素+200万画素、フロントカメラは3200万画素(Pro: 3200万画素+1200万画素)、バッテリー容量は4300mAh(Pro: 4000mAh)となっています。

 

名称 8+128GB 8+256GB 12+256GB
HONOR 50 2699元

(約46,000円)

2999元

(約51,000円)

3399元

(約58,000円)

HONOR 50 Pro - 3699元

(約63,000円)

3999元

(約68,000円)

容量と価格は以上で、HONOR 50の最低価格は2699元、HONOR 50 Proの最高価格は3999元に設定されています。ミドルレンジ製品としてはやや高価な部類だと思います。

 

販売開始日は2021年6月25日10:08(日本時間: 11:08)です。