未発表型番「M891」と「M881」、「M871」のスペックがTENAAによって公開

未発表型番「M891」と「M881」、「M871」のスペックがTENAAによって公開

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未発表型番「M891」と「M881」、「M871」がTENAA(中華人民共和国工業情報化部)の認証を通過したことによってスペックが公開されました。認証は魅族名義で通過し、SRRC(中国無線電管理)の認証(M891/M881/M871)や、3C(中国強制認証)の認証(M891/M881M871)で明らかになっている「M891Q」と「M881Q/M881M」、「M871Q」の計4モデルです。

 

まず「M891Q」はMEIZU創立15周年を祝った記念モデルとなる魅族15(Meizu 15)シリーズの最上位モデルとなるMeizu 15 Plusだと考えています。

TENAAによって公開された「M891」のスペックは16:9のアスペクト比の5.95インチのWQHD(2560x1440)のAMOLEDディスプレイ、Android 7.0 NougatをベースとしたFlyme OS、CPUの最大クロック数が2.5GHzのオクタコア構成、RAM容量は4GB/6GBの2種類、内蔵ストレージの容量は64GB/128GBの2種類、外部SDカードに非対応、リアカメラは1200万画素+2000万画素のデュアルカメラ、フロントカメラは2000万画素のシングルカメラ、バッテリー容量は3430mAhです。サイズは153.8 x 78.25 x 7.25 mmで、重さは178gです。カラーバリエーションはマットブラック、マットゴールド、ブラッシュドブラック、ホワイトの4色展開です。

CPUの最大クロック数が2.5GHzとなっており、Qualcomm Snapdragon 835を登載したOnePlus 5Tは2.45GHzで認証を通過し、Qualcomm Snapdragon 845を登載したSONY Xperia XZ2は2.8GHzで認証を通過していますので、これらが搭載される可能性はほぼ無いです。デカコアなので前提から異なりますが、MediaTek Helio X30を登載したMeizu PRO 7 Plusは2.6GHzで認証を通過していますのでこちらも異なります。一部情報ではSAMSUNG Exynos 9 Series 8895を搭載するのでは、という声がありますがこのSoCは公式サイトによると最大クロック数が2.3GHzになっているので異なっています。MEIZUのスマートフォン向けにクロック数を上げているのであればわかりませんが、現状2.5GHzに当てはまるSoCが無いということになります。

 

「M881」は魅族15(Meizu 15)シリーズの中位モデルとなるMeizu 15だと考えています。

「M881」のスペックは16:9のアスペクト比の5.46インチのFHD(1920x1080)のAMOLEDディスプレイ、Android 7.1.1 NougatをベースとしたFlyme OS、CPUの最大クロック数が2.2GHzのオクタコア構成、RAM容量は4GB/6GBの2種類、内蔵ストレージの容量は64GB/128GBの2種類、外部SDカードに非対応、リアカメラは1200万画素+2000万画素のデュアルカメラ、フロントカメラは2000万画素のシングルカメラ、バッテリー容量は2940mAhです。サイズは143 x 72 x 7.25 mmで、重さは152gです。カラーバリエーションはブラッシュドブラック、セラミックホワイト、ブラッシュドゴールド、ブラッシュドブルーの4色展開です。

CPUの最大クロック数が2.2GHzで実機でのリークでも判明していましたが、Qualcomm Snapdragon 660が濃厚です。

 

「M871」は魅族15(Meizu 15)シリーズの下位モデルとなるMeizu 15 Liteだと考えています。

「M871」のスペックは16:9のアスペクト比の5.46インチのFHD(1920x1080)のIPS液晶ディスプレイ、Android 7.1.2 NougatをベースとしたFlyme OS、CPUの最大クロック数が2.2GHzのオクタコア構成、RAM容量は3GB/4GB/6GBの3種類、内蔵ストレージの容量は32GB/64GB/128GBの3種類、外部SDカードに対応(最大128GB)、リアカメラは1200万画素のシングルカメラ、フロントカメラは2000万画素のシングルカメラ、バッテリー容量は3050mAhです。サイズは143.62 x 72.38 x 7.5 mmで、重さは145gです。カラーバリエーションはマットブラック、マットゴールド、ブラッシュドブラックの3色展開です。

CPUの最大クロック数が「M881」と同じ2.2GHzですが、スペックを考えるとSnapdragon 660を搭載する可能性が低く、Snapdragon 630Snapdragon 626が同じく最大クロック数が2.2GHzなのでこちらの可能性が高いです。更にAndroid 7.1.2は一部のSoCにしか提供されておらず、有名なものだとSnapdragon 625に提供されたのでその後継機となるSnapdragon 626の可能性が濃厚です。

 

今回公開されたスペックで非常に残念なのは2017年から主流になった18:9のアスペクト比のディスプレイではなく今採用すると開発力がないと露呈される16:9のアスペクト比のディスプレイを採用しています。ホームボタンとの両立を考えた時に18:9のディスプレイの採用を見送ったのかもしれませんがあまりにもお粗末です。

他のスペックを見てみると期待が持てますが筐体に期待が持てないので、もしかすると開発部の意思疎通がうまくいっていないのかもしれません。

Meizu 15シリーズのスマートフォンはFlyme OSの次世代版となる「Flyme 7」を搭載することが確定しており、発表会は2018年4月に行われることが有力です。

Snapdragon 636で6+128GBのMeizu E3が1999元(約34,000円)なのであまりにも高いとなると在庫過多になるのではないかと危惧しています。

 

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