Snapdragon 888 Plus 5Gを初搭載したXiaomi MIX 4のKernel Sourceが公開されたことで、Qualcommが新製品として“Blair”と“Direwolf”を開発中であることが判明しました。
Blair(ブレア)は2+6のKryoアーキテクチャを採用したCPU(2.0GHz+1.8GHz)、GPUはAdreno 619(?)@900MHzを搭載しており、Holi(ホーリー祭)の名前を持つSnapdragon 480 5Gと非常に似た構成です。
GPUのChip IDはAdreno 619とAdreno 619L(Snapdragon 690 5G)から少し異なっており、上方向のマイナーチェンジを行っている可能性があります。
また、Blairを構成するファイルにはHoliを引用している部分がありますので、まだまだ謎が多く注視する必要のある製品です。名称の由来はイギリスの政治家(トニー・ブレア)をからきている可能性が高いです。
もうひとつの“Direwolf(ダイアウルフ)”はADAS(先進運転支援システム)やIVI(車載インフォテインメント)の表記があるのでスマートフォンやタブレット向けではなく、自動運転向けの製品として開発しています。
ReaMEIZUの範疇から出ているのでいろいろ省略しますが、CPUはKryoアーキテクチャを採用した4+4のオクタコア構成(2.4GHz+1.9GHz)、GPUは不明です(Adreno 642?)。CPUの構成はSnapdragon 780G 5Gに近く、基本的に車載システムはハイエンド製品が多いですが“Direwolf”はミドルレンジ製品になる見込みです。
今回のKernel SourceからはSnapdragon 888 5G、Snapdragon 780G 5G/778G 5G、Snapdragon 690 5G、Snapdragon 480 5Gの後継製品の開発を伺うことは出来ませんでした。(ファイルがないだけなので「開発していない」という意味ではありません。)