Qualcomm、Snapdragon 8 Gen 4はArm版とNUVIA版の双方を開発中

Qualcomm、Snapdragon 8 Gen 4はArm版とNUVIA版の双方を開発中

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来年の2024年Q4 (10月-12月)に発表が予想されているSnapdragon 8 Gen 4は、Qualcommが買収したNUVIA製CPUを採用すると見られていますが、現時点ではArm版Snapdragon 8 Gen 4も開発していることが明らかになりました。

 

中国の情報通の@数碼閑聊站氏によると、QualcommはSM8750ことSnapdragon 8 Gen 4を開発していますが、Armとのライセンス問題によってNUVIA版とArm版を開発していると明らかにしました。

 

そして、開発中のSnapdragon 8 Gen 4はいずれも超高性能なコアを2基と高性能なコアを6基の2+6構成を採用しているようです。超高性能コア+高性能コアを組み合わせており、高効率なコアは採用しない方向で開発が進められています。

 

Meizu 20シリーズやXiaomi 13シリーズが採用したSnapdragon 8 Gen 2のCPUは複雑な構成を採用しており、超高性能なCortex-X3を含む1+2+2+3構成となっています。

 

ちなみに、NUVIA製CPUの超高性能コアの名称はPhoenix-L、高性能コアはPhoenix-Mと判明しています。高効率なコアはPhoenix-Sと見られ、これはウェアラブル向けSoCに採用すると考えています。

 

共通して自社開発CPUの名称にPhoenixを採用し、役割によって「L」と「M」、「S」の名称が付与されています。それぞれLarge、Medium、Smallを意味していると思います。NUVIA製CPUはOryon (オライオン)と判明していますが、これは現在のKryo (クライオ)に相当する名称で、PhoenixはCortexに相当する名称です。

 

QualcommがNUVIA版とArm版を開発しているのはArmとのライセンス問題もあると思いますが、NUVIA製CPUの実力を知るための対照実験を正しく行うためだと思います。この実験を行わないと自社開発CPUの長所と短所がわかりませんので、Arm版も開発していると考えています。

 

 

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