QualcommとSamsung、次期フラッグシップ向けSoCは同じCPUを採用か

QualcommとSamsung、次期フラッグシップ向けSoCは同じCPUを採用か

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2021年のハイエンド製品向けに開発していると考えられているQualcomm製Snapdragon 875 5G(仮称)とSamsung製Exynos 1000(仮称)が同じCPUを採用する可能性が出てきました。

 

QualcommはSnapdragon 845やSnapdragon 855ではARM製CPU IPをセミカスタムしていましたが、2020年のハイエンド製品向けSnapdragon 865 5GでARM Cortex-A77をセミカスタムすることなく採用しており、2021年のハイエンド製品向けSnapdragon 875 5GもARM製CPU IPをそのまま採用するのではないかと考えられています。一方、Samsungはハイエンド製品向けSoCでは2015年に発表したExynos 8890から自社製CPUコアのMongoose(通称Exynos M)の採用を始め、Galaxy S20シリーズやGalaxy Note20シリーズの一部の国と地域向けで採用しているExynos 990ではMongoose 5(Exynos M5)を採用していますが、2019年11月にアメリカ合衆国テキサス州にある自社CPUコアの開発を行っている工場を閉鎖したため、次期ハイエンド向けExynos 1000もARM製CPU IPをそのまま採用するのではないかと考えられています。

 

ARMは2020年5月に新しいCPU IPとしてARM Cortex-A78とARM Cortex-X1を発表しており、Snapdragon 875 5GとExynos 1000はこのCPU IPを採用するでしょう。CPUの構成は1xARM Cortex-X1+3xARM Cortex-A78+4xARM Cortex-A55のオクタコアとなりますが周波数はそれぞれ異なるようなので、もし同じ構成を採用した場合はどちらのCPU性能が優れているのか一目瞭然になります。

 

ちなみにGPUはQualcommは自社開発のAdrenoを、SamsungはAMDとパートナーシップ契約をしているためSamsung x AMDのGPUが期待されますがまだまだ製品化するには期間が短いようなのでARM製GPU IPのARM Mali-G78を採用する予定です。

 

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