台湾のMediaTekは2026年後半から2027年前半にかけてDimensity 9600シリーズを展開する予定ですが、最近になって「Lite」が存在するのではないかといった情報が流れてきました。MediaTekも競合他社のQualcommのように製品展開がややこしくなる可能性があります。
中国の情報通の数碼閑聊站氏は、自身のWeiboでOPPOの未発表製品に関する情報を公開し、その中でDimensity 9600 Liteの存在を明らかにしました。このOPPOに関する情報の内容はOPPO Find X10シリーズのことで、最上位のFind X10 Pro Maxは画面解像度が1.5Kでディスプレイサイズが6.78インチ、SoCは2nmプロセスのDimensity 9600 Proを搭載し、カメラは2億画素のISOCELL HPCを採用する予定のようです。
Dimensity 9600 Liteの情報については3nmプロセスを採用していると明かした上で、これを初採用するのは画面解像度が1.5Kでディスプレイサイズが6.59インチのOPPO Find X10としています。初めて流れる情報なので「Dimensity 9600 Liteとはなんですか」と聞いた人がおり、それに対して同氏は「3nmプロセスのDimensity 9500++」と回答しました。
Dimensity 9500は2025年9月に発表された昨年のフラッグシップ向けSoCで、製造プロセスはTSMC 3nm N3Pを採用し、CPUはC1-Ultraを、GPUはMali G1-Ultraを採用しました。日本市場でもこれを搭載したOPPO Find X9やXiaomi 17T Proが販売されているので、一部ではありますが馴染みのあるSoCです。回答の「++」が正しければDimensity 9600 LiteはそのDimensity 9500のオーバークロック版となるでしょう。
ここで疑問符が浮かびます。標準のDimensity 9600は、これまでの情報ではDimensity 9500のオーバークロック版と予想されていました。しかし、新しい情報ではDimensity 9600 Liteがその役を引き受けることになったため、Dimensity 9600に関する情報がなくなってしまいました。「Pro」があるのに通常のDimensity 9600が存在しないというのは考えづらいので、Dimensity 9600 Proの規格不適合品をDimensity 9600として展開する可能性が現時点では高いです。
また、TSMCの2nmプロセスの完成度が予想以上に高くDimensity 9600 Proとして展開予定だったものをDimensity 9600として展開し、その中で上振れたものをDimensity 9600 Proとする展開も考えられるので、これからの情報を注視する必要があります。ちなみに、Dimensity 9600シリーズを初採用するのはvivoとされており、2026年9月にvivo X500シリーズが発表される予定です。




