MEIZU WATCHは予定通り2020年Q4発表、期待高まるが不安視する声も

MEIZU WATCHは予定通り2020年Q4発表、期待高まるが不安視する声も

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Meizuはスマートウォッチ向けFlyme OSとなるFlyme For WatchをAndroid OSをベースとするFlyme OSが誕生してから8年を迎える前日に発表し、そのFlyme For Watchを搭載する最初の製品を2020年Q4(10月-12月)に発表すると伝えていましたが、2020年9月末となりましたがその計画は崩れずQ4に発表する予定であることが明らかになりました。

 

Flyme For Warchを搭載した製品名はMeizuから発表はされていないものの、先日国家知識産権局(SIPO)に「MEIZU WATCH」の商標を出願し受理されていることが明らかになっており、更にその他の名称の商標は今の所出願されていませんのでFlyme For Watchを初搭載する製品は「MEIZU WATCH」になる可能性が非常に高いです。Meizuは以前2016年にMeizu初のスマートウォッチとしてMeizu Mixをリリースしていますが、この製品はAndroid Wear(現Wear OS by Google)を搭載していないOS無しの製品だったため、「MEIZU WATCH」はMeizu初のOS搭載スマートウォッチとなります。

 

Meizuは一部の人に中秋節を祝うプレゼントを配布し、そのプレゼントにはFlyme For Watchを2020年Q4に発表するという旨の記載があり、計画通りに開発が進んでいることが伺えます。スマートウォッチといえばAppleのApple WatchやSamsungのGalaxy Watchが有名ですが、2020年にはOPPOがOPPO Watchを、vivoがvivo Watchを発表し中国企業によるスマートウォッチ市場の参入がトレンドとなっており、Meizuもその新たな市場をFlyme For Watchを利用して開拓を進めるようです。Flyme For Watchは他社と同じくWear OS by GoogleをベースとしたOSになる見込みで、MeizuがGoogle Playストアに提携を可能にするアプリを配布すれば日本にいても使用ができると考えています。

 

MeizuはAIoT分野への進出を本気で取り組んでいるようなので、Flyme For Watchを搭載した「MEIZU WATCH」の完成度に非常に期待がかかりますが、一部ではMeizuそのものの勢いがない現状でどうやって新たな市場を開拓するのかという不安視する声も聞かれます。国際市場におけるスマートウォッチ市場はCounterpoint Researchが2020年8月に発表したデータによりますとAppleが半数を超え、その次に有名企業のGarmin、Huawei、Samsungと続いている状態で、その他の割合は11.8%と非常に狭いところとなっています。国際市場では消えた存在、中国市場では勢いのない存在という印象のあるMeizuが“その他の市場”に挑戦し、シェアを獲得できるのかという疑問があるのは理解が出来ます。

 

ただスマートウォッチの利点としてGalaxy WatchならSamsung Galaxyスマートフォンを、OPPO WatchならOPPOスマートフォンを使用しないといけないのではなく、対応するアプリさえあればどのスマートフォンでも使用できるため、デザインや機能・サービスが充実していれば「MEIZU WATCH」がある程度のシェアを獲得することは可能です。AIoT分野進出の足がかりとなるでしょうか。全ては2020年Q4に明らかになります。

 

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