Google Tensor G3のCPUの構成が判明、Cortex-X2を飛ばしてCortex-X3を採用予定

Google Tensor G3のCPUの構成が判明、Cortex-X2を飛ばしてCortex-X3を採用予定

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Pixel 8とPixel 8 Proが搭載するGoogle Tensor G3は順当にいけば来年の10月に仕様が判明する見込みですが、注目している人が多いのでリーク情報が少しずつ流れてきます。今回、CPUとGPUの構成が判明しました。

 

韓国の情報通の吸血鬼王によると、Google Tensor G3(Zuma)の主な仕様は、製造プロセスがSamsung 4nm 4LPP、CPUがCortex-X3を1基、Cortex-A720を4基、Cortex-A510を4基の1+4+4構成、GPUはMali Turse MP8とされています。

 

製造プロセスは少し前にSamsung 3nmの噂が流れましたが、最新の情報ではSamsung 4nmに変更されています。Google Tensor G2とGoogle Tensor G3のプロセスノードは4nmで共通ですが、細かい技術は前者が4LPE、後者が4LPPなので、Google Tensor G3の方がやや複雑です。

 

CPUは2+2+4構成ではなく、最終的にひとつ多い1+4+4構成を採用しています。現在の標準的な1+3+4構成ではなく1+4+4構成を採用する理由として同氏は、Armが推奨している構成で、1+4+4構成は1+3+4構成と比較して21%の性能向上が実現できるためとしています。

 

そして、興味深い記述としてCortex-X3を採用するようで、Google Tensor G2はCortex-X1を採用するため、Google Tensor G3はCortex-X2を飛ばして2世代先のCortex-X3を採用するようです。

 

GPUは開発コード名のTurseと記載されており、Mali-G710の後継製品にあたるMali-G715、もしくはMali-G720を指していると考えています。積載数がMP8なので、Armが展開するMaliの上位版のImmortalisの可能性は限りなく低いでしょう。

 

GPUのMP8が気がかりですが、CPUに関しては動作周波数次第では高い性能を発揮すると考えています。今回の情報は、来年に発表されるSoCなので確度はそれほど高くありませんが、Google Tensor G2からGoogle Tensor G3はまったくの別物になる可能性があると言えるでしょう。

 

 

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