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【2016年のベストバイガジェット】マイナーな機種にマイナーなOS、Meizu PRO 5 Ubuntu Editionのレビュー


【2016年のベストバイガジェット】マイナーな機種にマイナーなOS、Meizu PRO 5 Ubuntu Editionのレビュー

この記事は、GeekDays様主催の”今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2016 – Adventar“の企画に参加した記事です。

前年の2015年の企画にも参加させていただき、Meizu MX4 Proの魅力についてたっぷり書きました。

 

色々悩みましたが、今回ベストバイガジェットとして選んだのはMeizu PRO 5 Ubuntu Editionというスマートフォンです。

外観のレビューは以下の記事をご覧ください。

 

Meizu PRO 5 Ubuntu Editionのスペック

概要
名称 Meizu PRO 5 Ubuntu Edition
コードネーム turbo
発売日 2016/04/26
本体価格  $369.99
本体情報
OS Ubuntu Touch 15.04(Vivid Vervet)
SoC SAMSUNG Exynos 7420
動作周波数/コア数 ARM® Cortex®-A57™2.1GHz x4

+

ARM® Cortex®-A53™ 1.5 GHz x4

GPU Mali-T760
RAM 3GB LPDDR4
内蔵ストレージ 32GB
カメラ リア 2116万画素
フロント 500万画素
MicroSDスロット 有り(128GB)
SIMスロット Dual-SIM / nanoSIM x2
バッテリー容量 3050mAh
バッテリー取り外し
ディスプレイ
インチ 5.7インチ
解像度 1920 x 1080 (FHD)
種類 Super AMOLED

コードネームになっている”turbo”はDr.スランプに出てくる「則巻ターボ」の名前から取っており、Ubuntu Touchを搭載しているデバイスのコードネームは鳥山明の漫画である、ドラゴンボールとDr.スランプに出てくるキャラという面白い命名方式です。

Bqはドラゴンボール、MeizuはDr.スランプという風に分けられています。

  • Krillin Bq Aquaris E4.5(クリリン)
  • Arale Meizu MX4(アラレ)
  • Vegeta Bq Aquaris E5(ベジータ)
  • Turbo Meizu PRO 5(ターボ)
  • Frieza Bq Aquaris M10 HD(フリーザ)
  • Cooler Bq Aquaris M10 FHD(クウラ)

参考 : Devices | Ubuntu for mobile | Ubuntu

 

Meizu PRO 5にはこのモデルの他に、RAM 4GB / 内蔵ストレージ 64GBのモデルが存在していますが、Ubuntu EditionはRAM 3GB / 内蔵ストレージ 32GBのモデルのみとなっています。

Flyme版もレビューしているので、お時間があれば是非ご覧になって下さい。

 

Ubuntu Touchとは

Ubuntu TouchはCanonicalが手がけているOSで、最初はGalaxy NexusにカスタムROMとして提供されました。

ベースとなっているのはAndroidですが、Androidのアプリは使えませんので、Sailfish OSやFirefox OSの様なタイプのOSとなっています。

CyanogenModが提供されていればUbuntu TouchのポートROMを作成することが可能で、一部のスマートフォンには非公式ビルドとして提供されています。

 

ナビゲーションバーによる表示域の減少や、ハードキーを操作する手間を減らす、ということを徹底し、操作のすべてをディスプレイに集約させた作りになっています。

スマートフォンのエッジを利用した操作も有り、Galaxyのedgeシリーズが存在する前からUbuntu Touchでは採用しているという、意外と頑張っているOSです。

 

日本語に対応

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Ubuntu Touchはほぼ全ての言語に対応していますが、翻訳しきれていないところが多々あります。

翻訳のお手伝いをすることができ、最近ではカスタムROMの翻訳が流行っているそうですので、もっとマイナーなOSの翻訳をしてみませんか・・・?

参考 : Launchpad Translations

 

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初期状態から日本語のIMEが入っていますので問題はありません。

最近の流行り言葉は変換できませんが、通常の使用範囲であれば十分使えます。

英字のみqwertyという高度な設定ができないのは私には大ダメージです。

 

初めて見るUI

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Ubuntu Touchはとにかく全てが初めましてになります。

初めてスマートフォンに触れたあの頃のような「何もわからない」感じが絶妙に醸し出されていて、ふと懐かしくなります。

しかし、数多のユーザーとともに成熟したAndroidやiOSの様に成熟するかと言われたら・・・しない気がしますね。

 

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ファイラーアプリは公式アプリが有るのにもかかわらず、プリインストールされていませんので、Ubuntuストアでわざわざインストールしないといけません。

そのファイラーアプリはお世辞にも使い勝手がいいとは言いにくく、本当に公式のアプリなのか疑いたくなります。

PCに接続すればAndroidと同じようにファイルの管理が出来るので私は問題ありませんが、スマートフォンで解決したい人にとっては最悪な出来となっています。

 

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ハングアウトやAliexpressなど、ユーザーの多いアプリは移植されていることが多いですが、移植元のアプリが大きく仕様を変更した時は数日使えなくなったり、開発者がさじを投げてしまうこともあります。

対応しきれなくなってしまった古いアプリが大量に投げ捨てられています。

 

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エッジを利用した操作です。

左のベゼルから画面内にゆっくりとスワイプすると出てきます。

カレンダーと設定のアイコンの左に小さい白色のドットが有り、タスクキルされていない状態を表していて、今起動しているアプリには右側に白色のドットが表示されます。

 

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右のベゼルから画面内にゆっくりとスワイプすると、何処かで見覚えのあるタスク画面が出てきます。

上にスワイプすればタスクキルをすることが出来ます。

 

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一部のアプリで下からスワイプすると他の操作ができます。

有志による移植アプリはほぼ非対応です。

 

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横向きにするとUbuntuらしさあふれる少し見慣れたUIになりますが、使用機会は全くと言っていいほどありません・・・。

 

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ファクトリーリセットは内蔵ストレージのファイルを全て削除してしまうので、Androidの気分で操作すると痛い目を見ます。

せめてこの機能だけはAndroid準拠にしていただきたいですね。

 

カメラ

通常版と画素数やチップは一切変更されていませんが、OSによって微妙な調整が行われているかもしれないと思い、一応撮影をしてみました。

カメラの真骨頂といえば「夜」!ですので、夕方から夜にかけて撮影をしています。

 

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夕方の写真。

この日は少し赤色が強い天気でしたので、”人間の見たままを撮影をする”というのには向いていませんが、それとなく撮影できている様に見せるのが上手です。

 

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夜の写真。

かなり調節してこの出来で、夜の撮影には厳しいものが有りますね。

 

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ご飯の写真。

美味しく撮影できているのではないでしょうか?

あまり派手すぎない表現で、おかずの美味しさが際立っているように思えます。

 

 

付加機能

 

販売された当初は対応していませんでしたが、翌日か翌々日にリリースされたRC-Proposed(Nightly)ビルドにて対応しました。

認識スピード、認識する確率ともに完璧です。

 

Windows 10 Mobileの目玉機能のひとつである「Continuum」のワイヤレスディスプレイ機能がUbuntu Touchにもあります。

ドングルが必要なので敷居が高いですが、珍しい機能を標準搭載しているというのは面白いです。

今のところ、Meizu PRO 5 Ubuntu EditionとBq Aquaris M10(タブレット)が対応しています。

参考 : Touch/DisplayCasting – Ubuntu Wiki

 

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中国のTCL製スマートフォン「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」で一時は騒がせた、上下逆さまにしてもくるっと回転して操作ができます。

でも、これっていつ使うんだろうか。

 

音質

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Meizu PRO 5はESS ES9018K2M DAC / OPA1612 Amp w/ NXP Transistorを積んでいますので、音質に関して言えば頭ひとつ飛び抜けているでしょう。

外部SDカードやFlac形式の再生に対応しており、お役御免になればDAPとして活躍することが出来ます。

SoundCloudやGoogle Play Musicは移植されていますが、Sportifyはまだ移植されていません。

Ubuntu Touch自体のユーザーが少なく、開発者も少ないのでまともな音楽プレーヤーがないのがもったいないです。

 

 

Ubuntu to Flyme to CustomROM

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Meizu PRO 5 Ubuntu Editionはブートローダーが初期状態からアンロックされていますので、TWRPなどのカスタムリカバリーをインストールする事が可能です。

TWRPからインストールするように調整したFlymeROMや、Android 6.0 MarshmallowやAndroid 7.1 NougatのAOSPをベースとしているカスタムROMがありますので、Ubuntu TouchやFlymeが肌に合わなくても存分に楽しむことが出来ます。

 

有能な開発者のお陰で指紋認証機能は問題なく使用できますが、ホームボタンで戻る・ホームの操作を集約させた「mBack」は使用できません。

最近、「mBack」はいたるところで真似され始めていて、便利なのが色々な方に伝わってくれるといいなと思っています。

 

 

総評

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こき下ろしたように思えるかもしれませんが、2016年で一番買ってよかったと思えるガジェットです。

はるか昔、Xperia X10(SO-01B)を買ったときのように、「これで何が出来るんだろう?」という探究心をくすぐるような初体験の数々。

徐々に増えていく便利なアプリ、この瞬間をまた見ることが出来るという喜びを感じることが出来ます。

しかし、このWindows 10 Mobileにも満たないシェアを有するOSに有名な企業が参入するとは思えませんので、便利な移植アプリで何とかやっていける状態にまでしか発展しないでしょう。

 

Meizu PRO 5 Ubuntu Edition到着直後では操作はお世辞にも滑らかとは言い難い動きでしたが、今では結構サクサク動き、こういう成長を手にとってわかるというのも面白い点です。

Meizu PRO 5自体の完成度が良いことも有り、しばらくは使い続けると思います。

 

 

最後に

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トップバッターということでハードルをかなり上げてみました。

次に発表してくれる方にプレッシャーを少しでも与えることが出来たのであれば嬉しく思います。

一人でも多く「魅族科技(MEIZU)」の存在を覚えてくれればいいな!

 

 

次の方はorangeliner.net様です。

 

また来年もこの企画があり、ReaMEIZUが存続していれば参加したいなと考えています。

2016年も開催していただき、ありがとうございました。

 

Thanks

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