Samsungが2021年のハイエンドかつフラッグシップSoCとして開発されていることが知られているSamsung Exynos 2100は現在最先端の5nm製造プロセスではなく、2020年の製品が多く採用した7nm製造プロセスを採用している可能性が高いと著名リーカーがTwitterで公開しました。
Samsung Exynos 2100: 1x 2,9 GHz (ultra high perf core), 3x 2,8 GHz (high perf cores), 4x 2,4 GHz (power saving cores). Seems to still be made in 7nm process for some reason (yield issues? though that bit could be off)
— Roland Quandt (@rquandt) December 18, 2020
HUAWEI Mate 40やSamsung Galaxy S21/S21+/S21 Ultra等複数の製品の公式の画像をリークした実績のあるドイツメディアのWinFuture.de(外部サイト)を運営しているRoland Quandt(@rquandt)氏は、Exynos 2100が5nm製造プロセスをではなく7nm製造プロセスで開発されていることを明らかにしました。
Roland Quandt氏によるとExynos 2100が5nm製造プロセスではなく7nm製造プロセスを採用している理由として歩留まりの可能性を挙げています。すでに発表されている製品として、Apple A14 BionicとApple M1、HUAWEI Kirin 9000とHUAWEI Kirin 9000Eは台湾TSMC製5nm EUV製造プロセス、Samsung Exynos 1080とQualcomm Snapdragon 888 5GがSamsung 5nm EUV製造プロセスを採用していることが明らかになっていますが、本当にExynos 2100が7nm製造プロセスを採用するのであれば「遅れています」。
Exynos 2100の現在判明しているスペックとして、CPUは1xARM Cortex-X1+3xARM Cortex-A78+4xARM Cortex-A55のオクタコア構成で周波数は2.91GHz+2.81GHz+2.21GHz、GPUはARM Mali-G78 MP14となっています。初搭載製品は韓国市場やヨーロッパ市場向けのGalaxy S21シリーズとなる見込みです。