Qualcommがベンダーに対しSnapdragon 855のOC禁止を通告か、Snapdragon 855 Plusの性能を保持するため

Qualcommがベンダーに対しSnapdragon 855のOC禁止を通告か、Snapdragon 855 Plusの性能を保持するため

Qualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformを開発提供しているQualcommがベンダーに対してSnapdragon 855をオーバークロックしないように通告したとの情報が出てきました。

 

問題になっているのはCPUではなくGPUで、Xiaomi Mi 9/Mi 9 Explorer Edition(Mi 9 Transparent Edition)Black Shark 2nubia Red Magic 3通常585MHzに設定されているクロック数を特定のコマンドや機能をオンにすると810MHzまでオーバークロックすることが可能になっています。

今回、QualcommはそのGPUのオーバークロックを行わないようにベンダーに対して通告をした様です。

 

Snapdragon 855 OC/Snapdragon 855 Plus

何故オーバークロックしないように通告を行ったのか、というのは今年7月に発表されたQualcomm Snapdragon 855 Plus Mobile Platformの存在が大きいです。Snapdragon 855 PlusはCPUのプライムコアやGPUがオーバークロックされている製品で文字通り“Plus”となっています。このSnapdragon 855 PlusのGPUクロック数の設定値は675MHzとなっているので、Snapdragon 855搭載機種がGPUを810MHzへオーバークロックするとGPU性能が“Plus”よりも優れてしまいます。

これでは何のために“Plus”の製品を発表したのかわからなくなりますので、今回のような通告をしたと考えられます。

 

どの程度優れてしまうのかについて簡単にまとめてみました。特に注目して欲しい部分はGPU性能で、Snapdragon 855 Plusを搭載したBlack Shark 2 ProよりもSnapdragon 855をオーバークロックしたBlack Shark 2の方が上回ってしまっています。このGPU性能の差によって総合性能にも差が発生していますので“Plus”の名前がゆらぎます。

 

通告があったとされるベンダーが製造した810MHzへオーバークロックが可能な4機種が今後どのような対応を取るのか不明です。Qualcommとしてはマイナーチェンジモデルよりもベースモデルのほうが上回っているというのは好ましくなく、ベンダーとしては大切な供給元と不仲になるのは終了と同義ですので、おそらくですがオーバークロックは不可能になるのではないかと考えています。

 

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