3月3日に行われた国務院聯防聯控机制新聞発布会にて中国信息通信研究院(CAICT)副部長の辛国斌(Xin Guobin)氏が、3月26日時点での5G通信対応携帯電話の総出荷台数は2600万台に登ると発表しました。
中国信息通信研究院によると3月26日時点での5G通信対応携帯電話は76機種存在し総出荷台数は2600万台で、そのうち1300万台は2020年に出荷されています。最初に販売された5G通信対応携帯電話は2019年8月5日のZTE Axon Pro 5Gなので、5G通信対応携帯電話が販売されてから約8ヶ月で2600万台を出荷したことになります。
2019年はQualcom Snapdragon 855やSnapdragon 855 Plus、Kirin 990やKirin 990 5Gを搭載したハイエンド製品が多かったですが、2019年末からはSnapdragon 765 5GやSnapdragon 765G 5G、Samsung Exynos 990、MediaTek Dimensity 1000Lといったミドルレンジ帯の5G通信対応SoC搭載製品が多く発表されており、これらが出荷台数の多くを占めていると考えています。
更に3月30日にはHuawei+Honorのミドルレンジ帯に搭載されるHuawei Kirin 820 5Gが発表されましたので、今後も大きく出荷台数を伸ばしていくと考えています。