Qualcomm Snapdragon 665のAnTuTuベンチマークスコアが判明

Qualcommが本日発表したミドルレンジモデル向けプラットフォームのSnapdragon 665のAnTuTuベンチマークをAnTuTuが先行公開しました。Snapdragon 665はQualcomm製リファレンスモデルで計測されており、商用デバイスに搭載される頃には少しだけスコアの増減があります。

比較対象としてSnapdragon 660の高クロックモデルと低クロックモデル、Snapdragon 675となっています。

 

スペック表はこのようになります。CPU性能は低クロックモデルのSnapdragon 660と同等レベルですが、GPU性能はAdreno 600シリーズを搭載。しかしクロック数が低いことが原因で想像よりも低いスコアが算出されています。

この他Quick ChargeはQualcommに記載されていたスペック表によりますとQC 3.0に対応となっており、何故かスペックが落ちています。

 

AnTuTuベンチマークではCPU性能、GPU性能、UX性能、MEM性能を同時に計測することができるアプリです。スコアはSnapdragon 675、Snapdragon 660(up)、Snapdragon 660(down)、Snapdragon 665という結果になり、低クロックモデルのよりも性能が低いことが露呈されました。

Snapdragon 675には全く相手になっておらず、Snapdragon 665の立ち位置が非常に不安定です。

 

CPU性能は高クロック版はおろか、低クロック版よりも低い数値が算出されています。これはおそらくLITTLE側のクロック数が低いことが影響していると考えており、細かい数値ではSnapdragon 660(低クロック)が1.84GHzなのに対してSnapdragon 665は1.80GHzになっています。そうした結果低クロック版よりも低い数値が算出されたのでしょう。

GPU性能はわずかに高いスコアを算出し、Adreno 600シリーズを使っている優位点を発揮することが出来ました。ただ今のゲームは30,000点もあればゲーム側が最適化していますのでフラッグシップモデルと同等は無理だと思いますが、それなりに満足のいくゲーム体験を感じることができると思います。

 

Snapdragon 665はAnTuTuベンチマークに関係しない部分がスペックアップしており、特にDSPとISPが変更されています。この2つはAI機能を強化しているのでカメラ撮影や通常利用における最適化に対して力を発揮します。昨今はいかに綺麗な写真が撮影できるのかが重要視されていますので、ニーズに合った製品であることは間違いありません。

ただ「後継機」として開発されているのに従来機に負けているという現実は、一般消費者の感覚では考えられません。今の所Snapdragon 660が搭載されていた機種の後継機にはSnapdragon 675やSnapdragon 710が搭載されていますので、今後Snapdragon 660搭載機の後継機にSnapdragon 665が搭載される例は少ないでしょう。

おそらく、Snapdragon 665搭載機はSnapdragon 636やSnapdragon 632を搭載した機種の後継機として発表されると考えています。そういう場合にはしっかりとスペックアップが行えていますので大きな心配は必要ありません。更にSnapdragon 660は2017年に発表された製品なので、Board Support Package(BSP)がいつまで提供されるかということを考えると、Snapdragon 665の方がより先のAndroid OSを体験することができるはずです。

Snapdragon 660搭載機を使っている人はSnapdragon 665搭載機に変更するのではなく、Snapdragon 630シリーズを利用している人が乗り換える先としてぴったりだと思います。

 

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