“Tensor”搭載Google Pixel 6 Proや“Snapdragon 898 5G”搭載vivo製品が登場するなど活発な動きを見せているGeekbenchですが、新たにExynos 2200を搭載したGalaxy S22+が登場しました。
名称はsamsung SM-S906B、Android 12、RAM 8GBです。以前のリーク通り型番が“G”から“S”に変更されているのが確認できます。気になる性能はシングルコア性能が1,073点、マルチコアが3,389点となっています。
開発者コードを利用して詳しく見ると、CPUは1x2.59GHz+3x2.50GHz+4x1.73GHzのオクタコア構成、GPUはAMD ANGLEとなっています。採用しているCPU IPは識別子が3400なのでCortex-X2が濃厚、その他はCortex-A710とCortex-A510が考えられます。
特筆すべきはGPUで、Exynos 2100の発表会やAMDの発表会で明らかにされた通りAMD mRDNA 2 GPUが採用されています。性能はArm製GPU IPのMali-G710やMali-G78よりも高くなることが報告されています。
この他、ガバナー(Governor)がExynos 1080やExynos 2100が採用していた“energy_step”から“energy_aware”に変更されています。“aware”は「~を知っている」や「気付いている」の意味を持ち、何かしらの調整が加わったと思います。
CPUの周波数がExynos 2100と比較して全体的に低いので開発初期の試作機ではないかと考えたのですが、搭載しているファームウェアのBuild Tagsがdev-keysではなくrelease-keysなので完成品に近い試作機の可能性が高いです。AMD mRDNA 2 GPUは発熱が心配されており、CPUの周波数を下げることで調整を行っているのかもしれません。