ヘキサコア版Snapdragon 8s Gen 4が登場、AQUOS R11が初搭載

ヘキサコア版Snapdragon 8s Gen 4が登場、AQUOS R11が初搭載

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SHARPが2026年6月16日に発表したAQUOS R11はSnapdragon 8s Gen 4を搭載していますが、CPUがオクタコアではなくヘキサコアでした。これによりSnapdragon 8s Gen 4にはヘキサコア版が存在することになりましたので、備忘録として簡単にまとめておきます。

 

名称 Snapdragon 8s Gen 4 (8-Cores) Snapdragon 8s Gen 4 (6-Cores)
CPU Kryo

1x Cortex-X4

3x Cortex-A720

2x Cortex-A720

2x Cortex-A720

(L3 Cache: 8MB)

Kryo

1x Cortex-X4

4x Cortex-A720

1x Cortex-A720

(L3 Cache: 8MB)

識別子 65_3458

65_3457

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65_3458

65_3457

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リビジョン r0p1

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動作周波数 3.21GHz

3.01GHz

2.80GHz

2.02GHz

3.21GHz

2.80GHz

2.02GHz

GPU Adreno 825 (8CU) Adreno 825 (8CU)
動作周波数 1150MHz 1150MHz
NPU/DSP Hexagon NPU
カメラ Triple 18-bit Spectra AI ISP

3億2000万画素 or 1億800万画素(ZSL) or 3x3600万画素(ZSL)

リフレッシュレート 144Hz (WQHD+)
エンコード/デコード Encode: 4K@60fps H.265, H.264, Google Ultra HDR

Decode: 4K@60fps H.265, VP9, AV1

HDR10+, HDR10, HLG, Dolby Vision

Slow-mo: 1080p@480fps

RAM LPDDR5X (4800MHz)

(System Level Cache: 6MB)

ストレージ UFS 4.0
USB USB 3.1 Gen 2
Wi-Fi Wi-Fi 7 (11be)

5.8Gbps

Bluetooth Bluetooth 6.0
位置情報 GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo, QZSS, NavIC

(GNSS: L1/L2C/L5)

通信 統合: 5G Modem (Release-17)

Sub-6GHz

(DL: 4.2Gbps)

充電規格 Quick Charge 5
製造プロセス TSMC 4nm N4P
型番 SM8735 SM8735Q
公式サイト Qualcomm -

新登場のヘキサコアのSnapdragon 8s Gen 4の主な仕様は、製造プロセスがTSMC 4nm N4P、CPUがKryoで最大3.21GHzで動作するCortex-X4と最大2.80GHzで動作するCortex-A720と最大2.02GHzで動作するCortex-A720を1+4+1構成で採用、GPUは最大1150MHzで動作するAdreno 825、RAM規格はLPDDR5X、内蔵ストレージ規格はUFS 4.0、モバイルデータ通信は5Gをサポートします。

 

違いはCPUのみで、通常のオクタコアのSnapdragon 8s Gen 4は1+3+2+2構成を採用していましたが、新しく登場したヘキサコアのSnapdragon 8s Gen 4は1+4+1構成になっています。ヘキサコアになるにあたって、最大3.01GHzで動作するCortex-A720と最大2.02GHzで動作するCortex-A720が削減されました。

 

削減されたと記載しましたが、実際には最大3.01GHzで動作するCortex-A720は全て存在しなくなったのではなく、1基無効化されて最大2.80GHzで動作するように調整され、元からある最大2.80GHzで動作するCortex-A720と合流したというのが正しいです。一方で、最大2.02GHzで動作する高効率なCortex-A720は純粋に1基無効化されています。

 

この構成はLenovo Xiaoxin Pad Pro GTが搭載したヘキサコアのSnapdragon 8 Gen 3と酷似しています。オクタコアのSnapdragon 8 Gen 3は1+3+2+2構成を採用していますが、ヘキサコアでは1+4+1構成に変化し、最大3.15GHzで動作するCortex-A720が1基無効化されて最大2.96GHzで動作するCortex-A720と合流、最大2.27GHzで動作するCortex-A520は1基無効化されるといった感じでかなり似ています。

 

ヘキサコアのSnapdragon 8s Gen 4を初搭載するのは、SHARPが開発したAQUOS R11です。日本市場ではNothing Phone (3)やPOCO F7などオクタコアのSnapdragon 8s Gen 4を搭載した製品が発表されているため、AQUOS R11が発表された際もオクタコアのものを搭載していると思い込んだ人が存在し、後からヘキサコアに気づいて騒ぎ始めるといった流れがありました。

 

ただ、SHARPは最初からAQUOS R11がヘキサコアのSnapdragon 8s Gen 4を搭載していると公式サイトのスペックに記載していました。オクタコアではなくヘキサコアを搭載したことを悲しむのは自由ですが、自分の落ち度を棚に上げてSHARPを攻撃するのは違うのではないかと感じています。

 

発売前ではありますがGeekbenchに計測結果があったので、オクタコアのSnapdragon 8 Gen 3とオクタコアのSnapdragon 8s Gen 4、オクタコアのSnapdragon 8s Gen 3と比較してみます。Snapdragon 8s Gen 3は2024年10月に発表されたAQUOS R9 proが搭載しており、今回の比較に使用したデータはそのAQUOS R9 proが搭載したものです。

 

オクタコアのSnapdragon 8s Gen 4と比較すると、理論上はシングルコア性能が同じになるはずですが、かなり低い数値が算出されています。この数値はNothing Phone (3)が算出したもので、いくつか近い数値を算出している記録があるので極端におかしいものではありません。そのため、このAQUOS R11が算出したものは発売前ということで最適化が完了していない可能性があり、この数値を完全に信じて決めつけるのは危険です。

 

ただ、絶対に正しいこととして、発売前の状態であるのにも関わらずマルチコア性能はオクタコアのSnapdragon 8s Gen 3よりも高い数値を発揮しています。AQUOS R9 proから最新のAQUOS R11に乗り換えても性能が下がるといったことはないでしょう。AQUOS R11はSHARPのスマートフォンにおいて最高の性能を発揮するのは間違いありません。

 

ヘキサコアのSnapdragon 8s Gen 4を初搭載したAQUOS R11は2026年7月9日以降に販売を開始し、容量がNTTドコモとソフトバンク向けは12GB+256GBで、SIMフリー市場向けは12GB+512GBとなっています。価格はNTTドコモは新規一括で162,470円、ソフトバンクは新規一括で156,960円、SIMフリー市場はSHARPのCOCORO STOREで163,900円に設定されています。

 

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