Snapdragon 888 5GはSoCレベルのHypervisor機能を搭載、仮想OSを実行可能に

Snapdragon 888 5GはSoCレベルのHypervisor機能を搭載、仮想OSを実行可能に

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Qualcommが2021年のハイエンド製品向けに発表したプレミアムティアSoCのSnapdragon 888 5GはHypervisor(ハイパーバイザー)機能を有していることが発表されました。

 

HypervisorはPCでは有名な仕組みで、簡単に言うとホストOSを使用せずに仮想OSを動かすためのソフトとなっています。仮想化技術においてはホスト型とハイパーバイザー型の2つの分類が行われ、仮想OSを動かすときによく使用されるOracle VM VirtualBoxやVMwareはホスト型、Windows 8から搭載されたHyper-Vはハイパーバイザー型で、今回発表されたのは後者のハイパーバイザー型に含まれます。

 

合わせてわかりやすく言うと、元のAndroid OSの上に違うAndroid OSや違うOSを動作させるとホスト型、元のAndroid OSを使用せずに違うAndroid OSや違うOSを動作させるとハイパーバイザー型となり、このようなものは知名度が低いですがその中でも高いと思われるAndroidアプリのVMOS(公式サイト)がホスト型と言われるものです。

 

今回発表された機能は1台の端末で複数のOSを起動できるようになり、例えば1のOSは仕事用のアプリや連絡先、2のOSは趣味用のアプリとその繋がりを意識した連絡先、3のOSは勉強を目的としたアプリをインストールし使い分けることが可能になります。MIUIやEMUIに搭載されているセカンド・スペースより深い仕組みかつ高いセキュリティを実現することが出来るものと認識していただけるとわかりやすいと思います。

 

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