Snapdragon 8 Gen 2の単価は160ドル(約22,500円)か、多くの企業が価格調整に難航

Snapdragon 8 Gen 2の単価は160ドル(約22,500円)か、多くの企業が価格調整に難航

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Qualcommは2023年の主力製品にSnapdragon 8 Gen 2を供給していますが、このSoCの単価が非常に高価だと明らかになり、多くの企業が価格調整に難航している可能性があると明らかになりました。

 

TwitterユーザーのDerrick氏は、Snapdragon 8 Gen 2の単価は160米ドル(約22,500円)で、この価格は狂っていると明らかにしました。

 

また、同氏は、サムスン電子がGalaxy S24シリーズでExynos 2400の開発を行い、製品の価格調整を行うのはこの非常に高価なSoCが原因のひとつとしています。現在のGalaxy S23シリーズはすべての国と地域でSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載しており、au向けのGalaxy S23 Ultra SCG20の最大容量の12GB+1TBモデルは253,440円に設定されるなど高価な製品に仕上がっています。

 

ちなみに、同氏はSnapdragon 8 Gen 1の単価は110米ドル(約15,500円)から120米ドル(約17,000円)としており、最小幅としても40米ドル(約5,500円)も価格が高騰しています。これは原材料の高騰なども関係していると思いますが、従来製品のSnapdragon 8 Gen 1はサムスン電子で製造した一方で、Snapdragon 8 Gen 2はTSMCで製造したことも関係しているでしょう。

 

そして、調査会社のCounterpoint Researchの情報によると、Sub-6GHz版のGalaxy S23 Ultraの8GB+256GBモデルのBOM費用は$469米ドル(約66,000円)とし、その中でプロセッサーとセルラーサブシステムの費用は35%も占めていると明らかにしています。

 

Qualcommは後継SoCとしてSnapdragon 8 Gen 3を開発していますが、こちらもTSMCで製造されることが明らかになっているので、更に高価になる可能性があります。このSoCはサムスン電子だけでなくXiaomiやvivo、OPPOなども採用する予定で、これらの企業のフラグシップ製品は更に高価格になる可能性があり、私たちの財布はより厳しい状況になるでしょう。

 

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