Samsungが中国市場向けExynos SoC、Exynos 1080の開発を明らかに

Samsungが中国市場向けExynos SoC、Exynos 1080の開発を明らかに

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SamsungはZOL(中間村)と行われた合同セッションにて中国市場向けSoCとなるSamsung Exynos 1080を開発していることを明らかにしました。

 

三星半導体中国研究所所長の潘学宝(Pan Xuebao)氏は中国市場向けにExynos 1080を開発していることを明らかにしました。Exynos SoCはvivoが積極的に採用を行っており、具体的な製品名としてExynos 980を搭載したvivo S6 5Gとvivo X30/X30 Pro、Exynos 880を搭載したvivo Y70sとvivo Y51sがありますが、いずれのSoCも中国市場向けに開発されたものではありません。そのため、今回開発を明らかにされたExynos 1080は特定の市場向けとなっているので非常に珍しいSoCとなります。

 

Exynos 1080の主なスペックとしてEUVリソグラフィを用いたSamsung 5nm FinFET製造プロセス、CPUはARM Cortex-A78を、GPUはARM Mali-G78を採用することが明らかになっています。Exynos 1080が中国市場向けSoCということでAnTuTu Benchmark v8のおおよそのスコアを明らかにしており、65万点であると潘学宝(Pan Xuebao)氏は話しています。競合他社のQualcomm Snapdragon 865 Plus 5Gの標準的な性能は63万点、Snapdragon 865 5Gは60万点となっているので、Exynos 1080の65万点は2021年の性能を有していることが明らかになります。

 

中国市場向けのExynos 1080はvivoが初採用する可能性が高いと様々なメディアが予想しています。ただ、vivo以外の企業が採用するという話は出ていません。Meizuは過去にMeizu 15 PlusがExynos 8895を、Meizu S6(国際市場: Meizu M6s)はExynos 7872を採用した経験があり、2021年の製品にExynos 1080を採用する可能性が全くないとは言い切れませんが、今のMeizuは複数のスマートフォンを開発する余裕はありませんので、可能性はほぼないと言えそうです。

 

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