サムスン電子の4nmプロセスにおける最新の歩留まりが判明、わずかな改善が必要か

サムスン電子の4nmプロセスにおける最新の歩留まりが判明、わずかな改善が必要か

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サムスン電子のファウンドリ事業部が手掛ける4nmプロセスの最新の歩留まりが明らかになりました。同社の4nmプロセスは過去に低すぎる歩留まりを経験したことがあり、製造された製品が過度な発熱と性能低下を引き起こしたことが起因となって、他の企業に製造を依頼されてしまった過去があります。

 

判明した4nmプロセスの歩留まりはSF4 (旧4LPP)とSF4P (同4LPP+)で、これらのプロセスで製造される製品として、前者はGoogleのGoogle Tensor G3で、後者はサムスン電子の自社開発SoCとなるExynos 2400とされています。

 

Pixel 7 and 7 Pro

韓国の情報通の吸血鬼王氏によると、上のふたつの最新の歩留まり情報は、SF4が60%程度と、SF4Pが量産前ですが50%程度と明らかにしました。SF4で製造されるGoogle Tensor G3はすでに量産を進めているようで、歩留まりが60%程度であれば安定した供給が出来るのではないかと考えています。

 

後者の自社開発SoCのExynos 2400が採用するSF4Pに関しては50%程度とされ、この数値は量産を行う前とされていますが、もう少し改善しないと製造するたびに約半数が規格不適合品となります。この規格不適合品を何らかの形で本来搭載する製品ではなく他の製品に搭載することが出来ればいいですが、過去のサムスン電子を見ているとそのような動きをしたことがありませんので、無駄な製造コストを少なくするためには歩留まりを改善して規格不適合品を減らす必要があります。

 

OnePlus 10 Pro

ちなみに、2022年の多くの製品が搭載したSnapdragon 8 Gen 1は4LPXで製造され、量産を開始したときの歩留まりが35%程度であったと伝えられていました。そのため、量産を開始する前で50%程度の歩留まりを実現しているSF4Pは、競合他社のTSMCと比較するとまだまだの数値ですが、過去の困難を考えると相当な努力を行ってきたのだろうと容易に想像できます。

 

4nmプロセスで製造されるGoogle Tensor G3はPixel 8シリーズ、Exynos 2400はGalaxy S24シリーズが搭載する予定です。Exynos 2400に関しては少なくとも韓国市場で販売されるモデルで採用される予定で、QualcommのSoCをすべての市場で採用したGalaxy S23シリーズとは異なった展開が行われる見通しです。

 

 

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