MEIZUがMEIZU Watchの発表会開催前に「こんにちわ、HarmonyOS」と発言したことで、MEIZUに全く興味のない人がHarmonyOSの名前に飛びついて「MEIZU WatchがHarmonyOSを搭載する」と熱を帯びていましたが、残念ながらそのような現実にはなりませんでした。
リーカー気取りの情報弱者によって今でも「MEIZU WatchにHarmonyOSが搭載されている」と勘違いしている一般の人がいるので、今回、5月31日時点のMEIZUとHarmonyOSの関わりについて簡単に記します。
まず最初に否定しないといけないのは、MEIZU WatchはHarmonyOSではなくAndroidベースのFlyme For Watchを搭載しています。
スマートウォッチ向けOSとしてRTOS(Real-Time OS)やWear OS by Google、SamsungのTizenがありますが、MEIZUはAndroid 8.1.0 OreoをベースとしたFlyme Watch 1.0.0.0Aが初期搭載されています。
そして、MEIZU Watchの管理アプリの魅族穿戴(WaerApp)はAndroid搭載製品だけでなくHarmonyOS搭載製品でも利用出来ます。
Apple Watchの利用にはiPhoneが必要ですが、MEIZU WatchはAndroid搭載製品とHarmonyOS搭載製品どちらでも使える。ただそれだけのことです。
1番HarmonyOSと関わりが強いのはLipro(らいぷろ)ブランドのMEIZU Lipro LED 智能吸頂灯(Lipro LED Smart Ceiling Light)で、この製品はHarmonyOS Connect(旧: HUAWEI HiLink)に対応しているので、HarmonyOS搭載製品から点灯や消灯、調光が可能になっています。
ただ、この他に天猫(Tmall)製スマートスピーカーの天猫精霊(Tmall Genie)からの操作にも対応していますので、日本で売られているGoogle HomeとAmazon Echoに対応したシーリングライトと変わりはありません。
つまり、5月31日時点でのMEIZUとHarmonyOSの関わりは「HarmonyOS搭載製品でもMEIZU WatchやMEIZU Lipro LED 智能吸頂灯が利用でき、後者はHarmonyOS Connectに対応しHUAWEIのエコシステムに参加している。」となります。
間違った認識をしていた人はこの記事で認識を改め、間違った情報を流した人とは縁を切りましょう。