MEIZU Watchを発表、Snapdragon Wear 4100 and Flyme For Watch

MEIZU Watchを発表、Snapdragon Wear 4100 and Flyme For Watch

Meizu Watch

MEIZUは2021年5月31日開催の魅族的智能生活発布会(Meizu's Smart Life Launch Event)で同社初のOS入りスマートウォッチ「MEIZU Watch」を発表しました。MEIZU Watchの中国語表記は魅族全智能手表ですが、製品名は中国市場と国際市場ともに“MEIZU Watch”です。

 

スマートウォッチが採用するOSはRTOS(Real-Time OS)やWear OSがありますがMEIZU Watchが搭載するFlyme For WatchはAndroid OSベースで、MEIZU Watchには「スマートフォン並のシステム」が搭載されていると発表しています。この発表会では詳しく語られていませんが、Android 8.1.0 Oreoベースです。

 

MEIZUがFlyme OSに提供しているAI思考エンジン「OneMind」をスマートウォッチ向けに最適化した「OneMind for Watch」を搭載。300項目以上を最適化、60FPSを安定して表示し、最適化を実行しなかった場合と比較してバッテリーの持ちは70%も向上したようです。

 

MEIZU Connectionが採用されており、スマートフォンに届いた通知の確認、スケジュールのリマインダー、カメラの遠隔操作、スマートフォンを探す、音楽の再生・停止などの管理、AIアシスタントAicyを利用した音声認識アシスタント機能、状況に応じて最適な情報を提供するAicy Glanceに対応しています。

 

スマートフォンを探す機能はMEIZU Watch->スマートフォンに適用されますが、逆方向のスマートフォン->MEIZU Warchを探す機能も有しているため「双方向探索」が出来るようになっています。

 

MEIZU Watchを便利に使用できるアプリとして、QQやAlipay、高徳地図(Gaode Map)、捜狗拼音輸入法(Sogou Input Method)など8つのアプリがプリインストールされています。

 

AliPayはQRコードの即時表示や乗車コードの表示、高徳地図は歩行時や自転車乗車時のナビゲートシステムをサポートしています。

 

アメリカ合衆国Tesla製自動車ユーザーの使用する特能行(Tenengxing)を使用することで、MEIZU WatchからTesla車のドアの開閉や冷暖房の操作などが可能になっています。

 

SoCは2020年7月に発表されたスマートウォッチ向けSoCのSnapdragon Wear 4100を搭載。12nmプロセス技術やLPDDR3 RAM、eMMC 4.5ストレージに対応した製品で、現在最新のスマートウォッチ向けSoCとなっています。

 

従来製品はSnapdragon Wear 3100ですが、MEIZUは更にもう1代古いSnapdragon Wear 2500と比較して性能は80%、グラフィック能力は250%も上昇していると発表。

 

ディスプレイは60Hz 1.78インチ 368x448 AMOLED(326PPI)を採用。画面サイズは縦が46mm x 横が38.4mmのスマートウォッチとしては比較的大画面なモデルとなっています。

 

46mmの大画面モデル採用の理由として、多くのスマートウォッチでは竜頭などを利用したボタン操作が多いけれどもこれは意外と面倒と感じているユーザーが多く、全てのシーンにおいてスワイプ操作で完結するようにしたためと説明。

 

例として多くの競合他社製品はロック解除の際に「2・5・8・0」を暗証番号に設定した場合、この4つの数字をひとつずつ押す(タップする)必要がありますが、MEIZU Watchは「2から0まで」上から下へスライドするとロック解除が出来るようになっています。

 

この他多くの情報を一度に得られることも大事にしており、細々とした操作を不要にする配慮もあります。

 

スマートウォッチを選ぶ際に重要視されているのは盤面(ホーム画面)のデザインが高く、MEIZU Watchはその欲求に答えるべく様々なテーマの選択やカスタマイズが行えるとアピール。

 

既に用意されているテーマとして「超現実」、「新紀元」、「遊人暮色」、自社IP「PANDAER」、高級感漂う「Luxury」、落ち着いたデザイン「啓程」があり、様々なユーザーの満足ができるものになっているようです。

 

eSIMをサポートし、中国移動(China Mobile)や中国聯通(China Unicom)、中国電信(China Telecom)のeSIM開通サービスに対応しています。

 

このeSIMを用いて電話(送受)、メッセージ(送受)、QQの利用、網易雲音楽(Netease Cloud Music)の利用、高徳地図を利用したナビシステムがWi-Fi(WLAN)に接続しなくても利用できます。

 

NFCを搭載しているので決済システムのMEIZU Pay、305種の交通カードに対応しています。スマートフォンを取り出すこと無く支払いや交通カードの利用ができます。

 

独自の急速充電規格mChargeのMEIZU Watch向け「mCharge For Watch」に対応しており、45分で100%充電ができます。また、15分で1日の利用に耐える充電が可能で、スマートウォッチとしての快適性を大幅に向上しています。

 

競合他社製品の充電器は充電器本体とケーブルが一体化しているものが多いですがMEIZU Watchの充電器は、充電器とケーブルが外れてコンパクトになります。また充電器USBケーブルはType-Cポートを採用しており、現在のハイテク機器において取り回しの効くものとなっています。

 

カラー展開は墨岩と天青の2色。天青はMeizu 17 Proに採用された気品のあるカラーで、Special Colorとして紹介しています。

 

MEIZU Watchは医療用ではなく使用者の健康監視目的としてHEALTH(ヘルス)機能を採用し、この機能を搭載するためにアメリカ合衆国マキシム・インテグレーテッド(Maxim Integrated)社製ICを使用しています。

 

主な機能として心拍数の測定、血中酸素飽和度の測定、睡眠の監視、ストレスの監視、呼吸方法の練習、座り続けていることを警告するスタンドリマインダー、SOSを利用した緊急通報、家族と使用者が同意したときに双方が健康状態を確認できるFamily Guardがあります。

 

この中で緊急通報は無呼吸の確認や心拍数の異常を検知したときに自動で(即時ではなく5秒や10秒の猶予あり)行うようになっています。

 

スポーツ時の観測を行うMEIZU Watch SPORTに対応し、こちらも同じくマキシム社のICの搭載やアルゴリズムが採用されています。

 

こちらは運動量の計測、アクセラレータ、ジャイロ機能、地磁気センサー、気圧センサーが利用できます。

 

MEIZU Watchを管理するアプリとして「魅族穿戴」をリリースし、Android OS搭載製品やHUAWEI開発のHarmonyOS搭載製品で利用が出来るようになっています(発表会前に予告した「こんにちわ、HarmonyOS」はこれの事を指していると考えています)。

 

中国におけるAndroid OSとiOSのシェアや約8割と約2割ですので、大きなAndroid市場をカバーできるとアピールしています。

 

MEIZU Watchの価格は1499元(約26,000円)、販売は2021年6月1日10:00(日本時間: 11:00)で、販売プラットフォームは魅族商城(Meizu Store)と京東(JD.com)となっています。