RedMagic 7とRedMagic 7 ProはGovernorにperformanceを採用

RedMagic 7とRedMagic 7 ProはGovernorにperformanceを採用

ZTE子会社のnubiaが発表したSnapdragon 8 Gen 1を搭載したRedMagic 7とRedMagic 7 Proは、競合他社のXiaomi 12 Proやrealme GT 2 Proとは異なるGovernor(ガバナー)の採用が明らかになりました。

 

OnePlus 10 Pro

Snapdragon 8 Gen 1はSnapdragon 888 5Gが採用していたSchedutil(Linux Kernel 4.6から追加)とは異なってwaltと呼ばれる独自のGovernorを採用していますが、今回発表された両製品はperformanceを採用しています。

 

cpufreq_performance

performance governor は CPU が可能な限り最高のクロック周波数を使用するように強制します。この周波数は静的にセットしてあるため、 変化しません。そのためこの特定の governor は節電の利便性を提供しません。 これは作業負荷が大きい時に適していますが、その期間中でも特に CPU が稀にしかアイドルに(又は決して)ならない時のみとなります。

-Fedora に関する文書

Custom Kernelの利用経験のある人は見覚えのある文字列だと思いますが、あまり知らない人向けに解説すると、performanceは「CPUの動作周波数を可能な限り最大で動作するように指示する設定」を意味するので、様々な人が利用する“普通の製品”ならば採用しません。

 

ただ、RedMagic 7とRedMagic 7 Proの両製品は高い散熱機構を備え、ゲーミングスマートフォンとして発表されているので購入者(利用者)が限られた製品のため、特殊なGovernorのperformanceを採用しても問題はありません。

 

実際にperformanceの設定がどの程度の影響を与えるのかGeekbenchを見るとRedMagic 7はシングルコア性能が1,242点とマルチコア性能が3,874点で、RedMagic 7 Proは1,258点と3,827点ですが、通常のwaltを採用したOnePlus 10 Proは1,256点と3,637点、moto edge X30は1,195点と3,715点のため、マルチコア性能に良い影響が出ていることが確認できます。

 

ただ、最大周波数を常に発揮するように設定されているのでバッテリーの消費はXiaomi 11 ProやiQOO 9 Proと比較して早くなる可能性があります。それを想定しているのかわかりませんが、nubiaはRedMagic 7では最大120W充電、RedMagic 7 Proは最大135W充電に対応させ、17分と15分で0-100%の充電が可能になっています。

 

 

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