Qualcommの次期フラッグシップモデル向けプラットフォームとしてQualcomm Snapdragon 8150 Mobile Platform(SDM8150)の存在がSAMSUNGの未公開ファームウェアがリークされたことによって判明しました。
xdaによるとSAMSUNG Galaxy S9+用SAMSUNG Exprerience 10(Android 9 Pie)の未公開ファームウェアを入手した人が内部のファイルを見たときに“dvfs_polisy_sdm8150_xx.xml”のファイルを発見したようです。この他にSnapdragon 845を表すsdm845が文字中に含まれている“dvfs_polisy_sdm845_xx.xml”が発見されているので、sdm8150はSnapdragon 8150ではないかと予想されています。
Snapdragon 8150には次世代通信規格5Gが採用される見込みで、モデムはQualcomm Snapdragon X50 NR Modemを搭載すると見られています。ですのでSnapdragon 8150を搭載するのはSAMSUNG Galaxy S10+ 5Gの名称になると予想されています。
Snapdragon 845の後継機と考えられている開発コード“msmnile”でGeekbenchに姿を現しています。このmsmnileは例年通りの命名規則ではSnapdragon 855になる見込みですが、Windows 10を搭載したPC(Always Connected PC/ACPC)向けのプラットフォームがSnapdragon 850という名称なので、PC向けとスマートフォン向けの名称が混在する現象を解消するために数字を4桁にするという噂もあります。
そのため今回存在が明らかになったSnapdragon 8150はSnapdragon 845の後継機候補として筆頭です。更に既にSnapdragonを利用する大口顧客に未発表のプラットフォームが配布されていることがわかります。Snapdragon 845はXiaomiとSAMSUNGが搭載機を早期リリースした過去がありますので勝手な予想となりますがXiaomiにもSnapdragon 8150が配布されているかもしれません。こちらも未公開ファームウェアがリークした際にsdm8150の記述があるとリークされるでしょう。