Qualcommが開設している開発者向けサイトのQualcomm Developer NetworkにSM7150の記述があることを確認しました。
Hexagon SDK v3.4.2のリリースノートにSM7150をサポートしたと書かれており、今の所SM7150に値するプラットフォームが存在していませんので、Hexagon SDK v3.4.2は未発表製品の開発が可能になっていることになります。
Qualcomm製プラットフォームの以前の開発コードはMSMで始まっていましたが2017年ごろからSDMに変更され、現在はSMになっています。
SMから始まる開発コードを持っている発表済みの製品はSnapdragon 855はSM8150、Snapdragon 675がSM6150となっています。SMの次の数字とシリーズ先頭の数字が一致しているので、SM7150はSnapdragon 700シリーズの製品であることがわかります。
今のところSnapdragon 700シリーズに属する製品はSnapdragon 710しか存在せず、Snapdragon 710の開発コードはSDM710なので、今回存在を表したSM7150はSnapdragon 710の後継機として開発している可能性が高いです。
Snapdragon 710のスペックは、製造プロセスが10nm FinFET、CPUがオクタコア構成のQualcomm Kryo 360(2xARM Cortex-A75 2.2GHz + 2xCortex-A55 1.7GHz)、GPUがAdreno 616(500MHz)となっています。
2018年のミドルハイモデル向けとして開発され、MEIZUはMeizu 16 X、Meizu X8に採用しています。