2020年はMeizu 16Tに相当する機種は発表せず、Meizu 17Tの存在を否定

2020年はMeizu 16Tに相当する機種は発表せず、Meizu 17Tの存在を否定

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2019年10月に発表されたQualcomm Snapdragon 855を搭載したMeizu 16Tは、Snapdragon 855を搭載していながら1999元(約30,500円/6GB+128GBモデル)の高いコストパフォーマンスを誇るスマートフォンで、2020年3月のAnTuTu集計のコストパフォーマンスランキングではRedmi K30 Proやrealme X2 Proを抑えて5位に位置しています。今回、CMOの万志強(Wan Zhiqiang)氏は2020年にMeizu 16Tに相当する製品を発表しないことを明らかにし、Meizu 17Tが存在しないことが判明しました。

 

万志強(Wan Zhiqiang)氏は「ほぼ全ての返信を拝見します」と微博に投稿し、その中で「2020年後半にMeizu 16Tに相当する製品はあるか」と聞かれた質問に対し同氏は「ありません」と回答。Meizu 16Tは高いコストパフォーマンス性は去ることながら、ODM製なのでBootloader Unlockが行えるFRP Methodを利用でき、XiNGRZ氏がサポートを行っているAOSPのAndroid 10をベースとしたカスタムROMのMoKee 100.0 ROMを利用できるという点から中国国外からも人気があるスマートフォンです。そんなMeizu 16Tの後継機が存在しないのは非常に残念なニュースです。

 

Meizu 16TはSnapdragon 855を搭載していながら低価格を実現したことで人気が出ましたが、5G通信が始まった2020年はSnapdragon 865 5Gを搭載する必要があります。そのため、Snapdragon 865 5Gを搭載していながら低価格を実現しないといけませんが、2020年4月現在のSnapdragon 865 5G搭載機の最低価格はRedmi K30 Pro(6GB+128GB)の2999元(約45,500円)となっているため決して安くなく、ハードウェアの利益率を5%にすると宣言しているXiaomi製品がこの価格なので2999元は最低価格の限界値と言えるでしょう。この価格をMeizuが下回るのは非常に難しく、そのような現状からMeizu 17Tの開発を諦めた可能性があります。

 

Meizu 16Tの後継機に相当する機種は5G通信対応SoCの価格が落ち着いたら出てくるでしょう。しかし、その価格が落ち着くまでにMeizuが生き残っているかは誰にもわかりません。

 

 

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