未発表デバイスの自主的ブロックを宣言したGeekbench運営のPrimate Labs Inc.ですが、未発表SoCを搭載したMotorola製新製品がGeekbenchに登場しました。
製品名称はmoto g51 5G、Android 11、RAM 4GBです。気になる性能はシングルコア性能が544点、マルチコア性能が1,698点です。
様々なメディアでSnapdragon 750G 5G搭載と記載されていますが、開発者コードを利用するとCPUは2x2.21GHz+6x1.90GHzのオクタコア構成、GPUはAdreno 619となっており、微妙に異なった周波数を採用しています。
更に詳しく見ると識別子は2052で、これはQualcommはArm Cortex-A76をセミカスタムしたものを指しているため、Snapdragon 765G 5GやSnapdragon 480 5Gが同一の識別子です。もし、Snapdragon 750G 5GであるならばArm Cortex-A77を表す3341である必要があります。
そのため、moto g51 5Gが搭載しているQualcomm製SoCはSnapdragon 750G 5Gではなく未発表の新SoCです。現在、QualcommはBlairを開発しており、moto g51 5Gが搭載している未発表SoCはこれであると考えています。