Qualcommが2020年12月に2021年度のハイエンド製品向けSoCとなるSnapdragon 875 5Gを発表することはほぼ確実とされていますが、今回著名リーカーが中国市場におけるSnapdragon 875 5Gを早期採用する中国企業を公開しました。
@数碼閑聊站(@Digital Chat Station)氏はSnapdragon 875 5Gを早期採用する企業およびブランドとしてXiaomi(RedmiとBlack Shark含む)、vivo(iQOO含む)、欧加(OPPO、realme、OnePlus)を挙げ、これらの企業の多くは1月に搭載製品が発表されるとしています。昨年の中国におけるSnapdragon 865 5Gの初採用機はXiaomi Mi 10およびXiaomi Mi 10 Proだったため、今回のSnapdragon 875 5G初搭載機はXiaomi Mi 11およびXiaomi Mi 11 Proが有力視されていますが今のところ不明です。
また、今回公開されたリストにはMEIZUが含まれておらず早期採用しないもしくは早期採用“出来ない”企業となっています。MEIZUは2020年におけるSnapdragon 865 5G搭載機をMeizu 17とMeizu 17 Proを同時に発表していますが、Xiaomiは2月に発表している一方でMEIZUは5月に発表しているため、2021年のSnapdragon 875 5Gを搭載した製品は昨年と同じ時期となる2021年Q2(4月-6月)に発表されるでしょう。
更に同氏はHUAWEIから売却されたHONORについても言及を行っており「HONORはSnapdragon 875 5Gを搭載できる可能性はあるが、当面はリリースされないでしょう。」と話し、Q1(1月-3月)やQ2といったH1(1月-6月)にはリリースされない可能性が高いことを明らかにしています。そのためハイエンド分野はMediaTek Dimensity 5Gを搭載した製品になるでしょう。