Android OSをベースにカスタマイズが施されているFlyme OSではなく、AOSPライクなMeizu OSを搭載しているMeizu M10の型番M918Hがインドでの販売を行う際に必ず必要な認証機関Bureau Of Indian StandardsのBIS強制登録の認証を通過しました。
製造は三木智能(Huizhou Miki Communication Equipment Co.,Ltd)で行われます。初めて聞く名称でBIS強制登録においては過去に同企業がMeizu製品を製造した経歴はなく、関わりの少ない企業であることがわかります。不確かな記憶になりますが中国市場向けにおいてもMeizu製品を製造した過去はないと思います。
BIS強制登録はインドでの販売を行う際に必要な認証ですが、認証を通過していながら販売は行われなかった事例はMeizu以外でも複数あります。近い事例ではUnisoc SC9832Eを搭載したMeizu C9 Pro(M819H)やMeizu 15(M881H)は認証を通過していながら販売は行われていません。なので、今回認証を通過したM918HことMeizu M10がインドでの販売は確実とは言い切れないのが現状です。
ただ、インド市場においては従来機の型番M818HのMeizu C9は販売されているので、それの後継機となるMeizu M10を発表し販売するというのはごく自然な流れではあります。更にその流れをくむかのようにFacebookに開設している公式アカウントではMeizu M10が写っているプロモーション画像が公開されていますので販売は秒読みと読み取ることができます。
AliExpressにて開設しているMeizu Official Storeでは価格が145.99米ドルに設定されており、これをインドルピーに変換すると約10,500インドルピー(約16,000円)になります。インドではOPPOのサブブランドrealmeが幅を利かせており、Qualcomm Snapdragon 712を搭載したrealme XTが15,999インドルピー(約24,000円)で販売されているので、MediaTek Helio P25を搭載したMeizu M10がこの価格で販売するとなると割高感が否めません。どのように価格調整を行うのか見ものです。