Meizuは5G戦略において中国の3大キャリアである中国移動、中国聯通、中国電信と協力関係になっていることを明らかにしました。
中国移動とは2018年6月に5G終端先行者計劃のメンバーに、中国電信とは2018年9月に5G研発聯盟のメンバーに、中国聯通とは2019年6月にMeizuと合同で5G聯合創新実験室を立ち上げたようです。
中国では第4のMNOとして中国広電が参加することが明らかになっていますが、今の所商用化していないようなので合同で何かを行うというところまではいっていない様です。
Meizuは5Gに対して多くの競合他社と比較すると非積極的で、HuaweiやOPPO等が5G対応スマートフォンの販売を控えている中、来年2020年Q2(4月-6月)に商用スマートフォンをリリースする予定であることがロードマップから判明しています。
更にCEOの黄章(Jack Wong)氏もロードマップが公開される前から5G対応スマートフォンを早期に発表、販売しない方針であることを明らかにしており、主な理由として初期段階の5G対応スマートフォンはテストマシンになってしまう可能性が高く、一般のユーザーに5Gに対応したテストマシンを購入させるといった不必要な負担を増やさないように、5G市場が成熟した時にリリースすることが好ましいと考えているようです。
5GネットワークにはSA(スタンドアロン)およびNSA(非スタンドアロン)ネットワークアーキテクチャが存在しており、今現在はNSA方式が採用されています。SA方式が標準化され、ミリ波(mmWave)のサービスが開始した時、本当の5G市場が成熟したと考えているのでしょう。