Qualcommは現地時間2020年12月1日(日本時間2020年12月2日)に開催したQualcomm Snapdragon Tech Summit 2020にて新しいプレミアムティアSoCとしてQualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platformを発表しました。Day 1 KeynoteではXiaomi CEOの雷軍(Lei Jun)氏のみがコメントを発表しましたが、Snapdragon 888 5Gを採用する様々な企業の重役からコメントが発表され、MEIZUもその企業の1つとしてコメントを発表しています。
MEIZUからはCTO(最高技術責任者)の梁東明(Liang Dongming)氏がコメントを発表し、「MEIZUはQualcommとの緊密な協力関係を維持しており、多くのMeizuファンのためにMeizu 17シリーズなどの優れた製品を発表することができ、新しいフラッグシップ5GプラットフォームのQualcomm Snapdragon 888 5Gの立ち上げに成功したQualcommを祝福しています。将来的には、MEIZUはQualcommと協力してお客様のコアニーズを満たす製品を生み出し、グローバルな5Gエコシステムとユーザーエクスペリエンスを共同で推進することを楽しみにしています。」と発言しています。
また、Qualcommによって公開された「パートナーがQualcommでどのように革新を行っているかについての詳細」の動画でも梁東明(Liang Dongming)氏がコメントを発表しており、その動画ではQualcomm Snapdragon 888 5Gを搭載した製品を2021年に発表する予定であることを明らかにしています。
MEIZUは2014年に発表されたMeizu m1 note(中国電信版)にてSnapdragon 615を採用した経験がありますが、その採用を最後にMediaTek SoCやSamsung SoCの採用をメインとし、一時はQualcommが保有している特許を巡って訴訟を起こされる事態に陥ったことがあります。結論としては和解という形で終わりましたが、その和解後にMEIZUは2017年8月に発表したSnapdragon 625を搭載したMeizu M6 Noteを皮切りにQualcomm SoCの採用を主としています。QualcommとMEIZUの関係については、2020年に発表されたハイエンドかつフラッグシップモデルのMeizu 17とMeizu 17 ProはSnapdragon 865 5Gを搭載し、2021年もSnapdragon 888 5Gを搭載した製品を発表する予定であることを明かしていますので関係は良好と言えます。
他にもコメントを発表した企業はSONY、OnePlus、OPPO、vivo、realme、Black Shark、ZTE、nubia、ASUS、Motorola、SHARPがあります。