魅藍シリーズは事実上の廃止。CEOが今後の構想を明かす

魅藍シリーズは事実上の廃止。CEOが今後の構想を明かす

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MEIZUのサブブランド製品として魅藍(Mシリーズ)が存在しています。このシリーズは基本的にミドルレンジからエントリーモデルの製品を扱い、価格は2000元未満に設定されています。有名なスマートフォンとしてMediaTek Helio P10を搭載したMeizu M3 Note、Qualcomm Snapdragon 625を搭載したMeizu M6 Note、SAMSUNG Exynos 5 Series 7872を搭載したMeizu S6/M6sがあります。

今回この魅藍シリーズを廃止する方向に動いていることがCEOの黄章(Jack Wong)によって明らかにされました。

 

事の発端として本日9月19日に開催されたSnapdragon 710を搭載したMeizu 16 Xの発表会で、Meizu V8とMeizu V8 Proが発表されたことによって魅藍シリーズが廃止されるのではないかと考えられました。英語名では違いはわかりませんが、Meizu V8とMeizu V8 Proは魅族 V8 標配版と魅族 V8 高配版として発表されています。搭載されているSoCはそれぞれMediaTek MT6739とHelio P22で、価格は799元(約13,000円)と1098元(約18,000円)に設定されています。

通常であれば魅藍 V8として発表されるはずなのに魅族 V8として発表されたので魅藍シリーズの今後について質問をした人がいました。

 

CEOによると“廃止”と明記はしなかったものの「将来的にはMeizuのフラッグシップシリーズと国民手机の2シリーズ展開を行う」と回答しました。国民手机というのは中国の移動体通信事業者の中国聯通が2015年に小辣椒(Xiaolajiao)と連携したスマートフォンを国民手机と称してリリースしたことがきっかけで生まれた言葉です。この国民手机は399元(約6,500円)とかなり低価格なこともあって、今では1000元(約16,500円)を切るスマートフォンに使われます。

中国ではフラッグシップを旗艦と表記しますが、Snapdragon 845を搭載したスマートフォンを真旗艦や高配旗艦、Snapdragon 710やSnapdragon 660を搭載したスマートフォンを軽奢旗艦と表記しますので、MEIZUは今後Snapdragon 800シリーズのみではなくSnapdragon 600シリーズやSnapdragon 700シリーズを採用したフラッグシップスマートフォンを発表し続けます。

 

今後魅藍シリーズが無くなるということで最後の魅藍シリーズスマートフォンは5月に発表されたMediaTek MT6750を搭載した魅藍6T(Meizu 6T)となります。

 

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