Meizuが春季に発表予定としているQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したMeizu 17は、2019年に発表したSnapdragon 855/855 Plusを搭載したMeizu 16sやMeizu 16s Proよりも高価になることが明らかになりました。
Meizuは「今年の市場の5G通信対応フラッグシップ機の価格は、4G通信対応フラッグシップ機よりも遥かに高価です。少しでも節約をしたい場合は、Meizu 16T、Meizu 16s Pro、Meizu 16s等のフラッグシップ機は、今年の新しいフラッグシップ機の多くの機能を備えており、先に購入することも素晴らしいです。」と話しており、実質的にMeizu 17の価格がMeizu 16s、Meizu 16s Pro、Meizu 16Tよりも高価になることを明らかにしています。
ハードウェアにおける利益率を5%に維持し、コストパフォーマンスの高さが評価されているXiaomiにおいても、5G通信非対応のXiaomi Mi 9の価格は6GB+128GBモデルが2999元、8GB+128GBが3299元、12GB+256GBが3999元でしたが、先日発表した5G通信対応のXiaomi Mi 10の価格は8GB+12GBが3999元、8GB+256GBが4299元、12GB+256GBが4699元と高価になっています。上位モデルのXiaomi Mi 10 Proは8GB+256GBが4999元、12GB+256GBが5499元、12GB+512GBが5999元の価格設定で、従来のXiaomiからは考えられない価格になっています。
Meizu 16s/16s Proは6GB+128GBが2699元、8GB+128GBが2999元、8GB+256GBが3299元となっていますので、Meizu 17の最低モデルでも3000元超えは確定です。更にあのXiaomiでも3999元からという価格設定になっているため、3000元以上ではなく4000元以上は避けられず、非常に高価なスマートフォンとなるでしょう。MeizuはXiaomiやRedmi、vivo iQOOやrealmeの最低価格競争から降りて、明確な差をつけて勝負する他にないと考えています。
4000元は日本円に換算すると約63,500円、米ドルでは569米ドルとなります。Meizuは国際市場向けファームウェアのアップデート、Android OSのアップデートを全く行わない企業ですので、その価値を見極めて購入しないと損をすることになるでしょう。心を入れ替えてアップデートを行っていくことが明らかになれば4000元の価値は生まれるので、どうにか頑張ってもらいたいです。