Meizuが2019年に旗艦スマートフォンとして発表したMeizu 16s、Meizu 16s Pro、Meizu 16Tをスペックで簡単に比較をしたいと思います。筆者はMeizu 16sを所有しており、既にレビューを公開していますが、Meizu 16s ProとMeizu 16Tは所有していないため、スペックによる比較を行うことにしました。
Meizu 16s、Meizu 16s Pro、Meizu 16TはQualcomm Snapdragon 855シリーズを搭載し、その中でもMeizu 16s ProはCPUとGPUのクロック周波数が高いSnapdragon 855 Plusを搭載しています。Snapdragon 855は2019年におけるフラッグシップモデル向けプラットフォームなのでよほどの使い方をしない限りは不満を持つことは無いと考えており、更に現時点ではSnapdragon 855とSnapdragon 855 Plusの違いは明確にはわからないでしょう。2年後や3年後になって様々な場所で要求されるものが高くなってくると違うがわかると思います。
内蔵ストレージの規格はMeizu 16sのみUFS 2.1を採用。UFS 2.1とUFS 3.0は内蔵ストレージの書き込み読み込みスピードが異なっていて、アプリケーションのインストールスピードやゲームの快適度に関わっているので、これは圧倒的にUFS 3.0を採用した機種のほうが快適度は高いです。それでもPUBGやフォートナイトとは異なって個人プレイが中心のゲームをしている場合はそれほど気にする必要なく、自分がどの様なゲームをするかによって選ぶものが変わりそうです。
カメラは大きく分けるとOIS(Optical Image Stabilization/光学式手ブレ補正)を搭載しているのがMeizu 16sとMeizu 16s Pro、4800万画素のメインカメラを搭載しているのがMeizu 16sとMeizu 16s Pro、超広角のカメラを搭載しているのはMeizu 16s ProとMeizu 16Tとなります。超広角を求めているのであればMeizu 16s ProとMeizu 16T、高解像度カメラを求めているのであればMeizu 16sとMeizu 16s Proとなりますので、総合的に優れているのはMeizu 16s Proとなります。
前面カメラは全て同じイメージセンサーが採用されていますが、Meizu 16Tのみ1600万画素へ減少しています。自撮りをする人にとっては高解像度の重要性はいくつかあると思いますので、Meizu 16sとMeizu 16s Proが候補に上がると思います。
バッテリー容量はMeizu 16sとMeizu 16s Proが3600mAh、Meizu 16Tが4500mAhです。Meizu 16sとMeizu 16s Proは6.2インチFHD+(2232x1080)ですが、Meizu 16Tは6.5インチFHD+(2232x1080)なので、一概にMeizu 16Tが優れているとは言えません。交渉の連続使用時間が書かれていませんが、Meizu 16Tの発表会ではMeizu 16s(約12時間)よりも優れているとの発表があったので、Meizu 16Tの方が長く持つと見てもいいかもしれません。
イヤホンジャックはMeizu 16Tのみ採用し、Meizu 16sとMeizu 16s ProはUSB Type-Cポートでの利用となります。更にMeizu 16sとMeizu 16s ProはUSB Type-C to 3.5mmイヤホンジャックが付属していませんので、各自でその製品を買う必要があります。おすすめはApple製品の「USB-C - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ 」で、メーカーとしての信頼度が高いためこれを購入すれば間違いはないでしょう。
価格はRAM 6GB+内蔵ストレージ 128GBモデルで、Meizu 16sとMeizu 16s Proが2699元8約42,000円)、Meizu 16Tが1999元(約31,000円)です。国際展開(AliExpressにて開店しているMeizu Official Store)はMeizu 16sとMeizu 16Tのみが行っていますが、Meizuが開発提供しているFlyme OSは国際市場向けファームウェアにも伝統的に日本語が有りません。
